3分でわかる日本の伝統文様【亀甲】

ゆりさんと一緒に
日本の伝統文様を3分でお伝えする新企画

今回は「亀甲」について

亀甲とは
正六角形の幾何学文様。吉祥文様(長寿)のひとつ。
亀甲文そのものの起源が亀の甲羅の模倣かどうかは不明。むしろ蜂の巣状の六角形繋ぎが自然で合理的な形と見る考察もある。建築的にはこの形からなるハニカム形状の構造は自然界で最も安定的な形の一つとして知られ、合板の中材としてこの構造が採用されてもいる。日本では平安時代に万年の長寿を保つ亀を意味する文様として、染織や調度品などに幅広く用いられた。

柄のトリビア
長寿吉兆の象徴「鶴亀」に関連して吉祥文様として定着。有職文様となった。現在でも国内外で様々なものに用いられており、毘沙門亀甲や組亀甲など多くの派生文様がある。英語では「蜂の巣」の意から「beehive pattern(ビーハイブ・パターン)」と言う。

今年は東京オリンピックが開催される歳
こういう日本古来の素晴らしいテキスチャも、
みなさんから新しい視点で見てもらえたらうれしいです。
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