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ポプラ社一般書通信
2019年8月13日 07:30
時子さんが亡くなる前、何気なく、ぽつりとつぶやいた一言。「私の人生を、書き留めておけばよかった……」その言葉を聞いたとき、私の口をついて出た言葉は、自分でも予想外のものでした。「それなら、私がいつか時子さんの物語を書きます!」そう、あきれるほど簡単に、私は反故にはできない、重大な約束をしてしまったのです。佐藤由美子『ラスト・ソング――人生の最期に聴く音楽』(ポプラ社)より 最初にお断