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セスキ炭酸ソーダで風呂掃除

化学物質過敏症になって、困ったなと思っていたのは風呂掃除です。わが家のお風呂の床は強くこすると、表面が剝がれてきて汚く見えるのです。以前は、乳酸の力でカビを落とすカビ取りクリーナーを使っていましたが、パワー不足で、表面が剥がれて見苦しくなってしまいました。
一度だけカビキラーを買って使ったことがあります。感激するくらいカビが良く取れました。ただ、過敏症が発症する前であったにもかかわらず、塩素臭がきつく、もう使いたくないなという感じでした。
 セスキ炭酸ソーダは皮脂やたんぱく汚れを良く落とします。カビの細胞壁は、グルカン、マンナン、キチン等の多糖類が主成分ということなので、組成はは炭素、水素、酸素、窒素と、たんぱく質と同じなので、似てるかなと思い試してみました。

掃除する前の風呂の床

カビの生えた風呂の床に写真のようにセスキの粉を軽く振りかけて、水で濡らしたブラシで軽くこすってセスキを全体に広げて5分くらい置いてから、シャワーの水をかけながら再びブラシでこすってみました。
セスキはアルカリ性が強く肌荒れしますので、ビニール手袋をしての作業です。

こんなブラシを使ってます
お風呂の床は過去に強くこすりすぎて、こんな風に表面が剝がれた場所もあります

すると、感激するくらい簡単にカビが取れました。多分カビキラーを使うのと同じくらい良く取れます。

お掃除後の風呂の床

そして、とても大切なことですが、ニオイはほとんど気になりませんでした。
洗濯するときに、不必要に高濃度のセスキを使うと、布と反応するのか嫌なニオイがしますが、(皮脂汚れのひどい枕カバーなどはすぐにセスキと結合して石鹸になるので嫌なニオイはしません)お風呂掃除は大丈夫のようです。ただ、全くニオイがしないわけでもないので、換気した方が安心です。

ちなみに、お風呂のコーキングに生えた黒カビもゴムパッキン用カビキラーと同じくらい良く取ることができます。セスキと水を約1対5で混ぜたものを歯ブラシでコーキングに付けて、15分くらいしたら洗い流します。

ついでに言うと、トイレ掃除にセスキを使ってもとても良いです。
小さじ半分くらいのセスキをパラパラとトイレの便器に振りかけて、ブラシでこすって掃除します。
黒カビも良く取れるし、トイレブラシに生えてきた黒カビも取れてきれいになります。

私はnoteで以前セスキ炭酸ソーダの記事を2回書いたことがあります。
我家はこの1年間ほぼセスキだけで洗濯をしています。洗濯カスも発生しないし、化学物質の変なニオイがないし、汚れも落ちるし、エコだし経済的だしとても良いです。

現在は、水約37Lに対し、セスキを小さじ2杯(10g)入れて、洗い1回、すすぎ1回です。わが家の洗濯機の水量が中水位の時37Lなのでこういう半端な水量ですが、35~40Lに小さじ2杯というのがおすすめです。
セスキで洗濯するときは、水を貯めてからセスキを加えて、所定濃度のセスキ水を作ってから、洗濯物を入れるのが基本です。この比率だと、セスキ水の入った洗濯機に洗濯物を入れるとき、手袋をしなくても、すぐ手洗いすれば肌荒れギリギリセーフという感じで良いのです。

以前NHKスペシャルで、「海の異変」、二酸化炭素の増加の為に海が酸性化しているという番組を見ました。現在海のPHは約8.1が2100年にはPH7.7になり海洋生物の20%が死滅するというショッキングな内容でした。アルカリ性のセスキは、海洋の酸性化を防ぐという意味でもおススメだと思います。








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