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唇がバテない吹き方『吹き飛ばし奏法』
トランペットの『唇がバテない吹き方』?
すいません、そんな魔法はありません・・・💦
ですがバテを軽減する奏法や方法はあります。
つまり唇がバテにくい奏法です。
ご周知の通り、トランペットは木管楽器のように何分も吹き続ける事ができません。。トランペット吹き以外にはなかなか理解してもらえませんが、どんな天才プレイヤーでも1時間連続で吹き続けるなど、絶対に無理です。
理由は唇を震わせて、唇の筋肉を使って吹く楽器だからです。
またマウスピースがトロンボーンやユーフォニアム、チューバと比べて小さいので、筋肉に当たる面積が小さいのも原因です。
(手のひらに鉛筆か太いマジック、押し付けた場合どっちが痛いですか?)
*因みにトランペット サックス トロンボーン 3管がフロントの私たちのファンクバンド『TRI HORN BUFFALO』です。↓
こういうホーンセクションもアドリブも吹き続けるバンドの時は、
ジャズやクラッシックを吹く時よりも、さらに唇のペース配分(バテについて)考えています。
が、もちろん1番大事なのは音楽の事!歌う事です!
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いかにバテないで吹く方法はないか?と高校時代からずっと考えておりましたが、私のクラッシックと酒の師匠、『竹森健二』氏から伝授された奏法をここで少し話したいと思います。
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まだまだこの奏法を極めた訳ではありませんが、理想的な吹き方をされているのは世界的なジャズトランぺッター『ディジー・ガレスビー / Dizzy Gillespie』さんです。
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人間が息を吐く行為の過程で、唇と頬の筋肉を使用しない限り、
息を吐く際に唇と頬は必ず前に突き出します。
下の写真のように、風船を膨らました時と全く同じ事を、唇や頬っぺたで再現したとます。
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低音から高音へ音を移動する際、唇の横の筋肉は外側へ引くのではなく、必ず真ん中へ集めます。
この『吹き飛ばし奏法』でいうと、唇は唇の周りの筋肉(口輪筋)を使わずとも、勝手に真ん中に集まります。
下のガレスビーさんの写真は参考にならないようで、実はメチャクチャこの奏法の元となってるアンブッシュアです。
アンブシュアとは、ラッパを演奏する際に口や口腔内の状態、動き、筋肉の使い方などを指す言葉です。
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イメージ的には唇に着いてるマウスピースを、息で吹き飛ばす感覚です。
つまり、息を吸って吐くだけです。(このとき唇と頬っぺたの筋肉は一切使用しない)ただそれだけでは高音は出ないので、口輪筋を真ん中に寄せ、なおかつ体の方向へ少しだけマウスピースをプレスします。
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が、本番では頬っぺたを膨らます事は稀です。
例が極端なので参考程度ですが、この人のアンブッシュアや頬っぺたの膨らみを参考にしてください。ここまで膨らます事は無いけど(笑
Dizzy Gillespie
この人の吹き方は、頬っぺたを膨らますことにより唇を中心に集めることによる、口輪筋(唇の周りの筋肉)を使わずに吹く奏法ですが、ほんとにあくまでも参考程度で。。。この人は天才なのでこの奏法ができます。
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つまりは、無駄に筋肉を使ってがむしゃらに頑張るよりは、
『吹き飛ばし奏法』でよりリラックスして吹きましょうという事です。
これ以上はさすがに文章で説明できるほどの文章力を持ち備えておりません・・・
実際にレッスンに来ていただき、体感して頂ければ幸いです。
老若男女問わずどなたでも、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
房原トランペット教室
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