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美術館デビューした日のこと

アートなんて全く興味のなかった私が初めて訪れたのは、香川県高松市にある高松市美術館。
お目当ては2019年7月17日~9月1日まで開催されていた、宮永愛子さんの個展「漕法」。

きっかけはほんとーに、たまたま特別展のポスターが目に入ったんです。
スノードームの様な、球体の中を漂う船の模型。
私は釘付けになりました。

「なんなんだこれは…?実物を見て確かめなくては…!!!」


鼻息荒く、私は美術館デビューを果たすことになるのでした。

岡山から瀬戸大橋を渡り、香川へ。
そしてついに高松市美術館に到着。
受付にて入場券を購入。一目散に個展会場へ。

そこにはポスターで見た、あの何とも言えない不思議なアート達。

調べたところ、スノードームみたいだと思ったそれは、ナフタレンという素材を用いたもの。
私が冬生まれという事もあるのか、雪の結晶のようなスノードームのようなアートから目が離せなくなりました。

すごく綺麗…
ミュージアムショップで小さなキーホルダーかなんかが置いていれば、即座に買っていたことでしょう。

他にはサヌカイトを使った展示も印象的でした。
荒んだ社会人の心をキレイさっぱり洗い流すような、美しい音色を出すんです。
家にも欲しい。

「漕法」という名前も愛おしい。
島々が連なる瀬戸内海にぴったりの名前です。

香川まで来てよかった。
あの時たまたま、ポスターを見かけてよかった。
本当に素敵な特別展でした。

道中、直島インターにて










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