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気持ちよくコミュニケーションを取るための4つのテクニック その2

こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。

前回は「否定形」を「代案」にかえて話す方法をご紹介しました。

今回は「命令形」を「依頼形」にかえて話す方法をご紹介します。

「ここにお名前を書いてください」

こうした、「○○ください」という言葉はビジネスシーンに限らずよく耳にしますね。ていねいな言い方ではありますが、なぜか威圧感を感じませんか?
或いは、このように話したところ相手から厳しい視線をおくられたという経験はございますか?

それは「○○ください」は相手に命令をしている言い方だからです。

何かをお願いするときに、命令形は確かに無駄のないストレートな言い方ですが、用件は伝わっても相手の気持ちの中にモヤモヤしたものが残っては残念ですよね。
仕事でもプライベートでも、気持ちよく相手を動かし、スムーズに目的を達成する方が気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

■「命令形→依頼形」
そこで「命令形」を「依頼形」にかえて話す方法です。
相手に何かをお願いしたいときは「○○ください」という命令形ではなく、「○○いただけませんか?」という依頼形にして話すということです。

「ここに名前を書いていただけませんか?」

いかがですか?
威圧感はなく、やわらかな印象になりましたね。
このように相手に判断をゆだねる依頼形で話すなら、相手にやわらかくこちらの要望を伝えることができるのです。

「来てください」→「来ていただけませんか?」
「煙草はやめてください」→「煙草はご遠慮ねがえませんか?」

威圧感や恥をかかされたという印象はなくなりますね。

このように依頼形に言いかえることで、相手に「わかりました」と気持ちよく言ってもらえることができます。

いかがですか?
ちょっとした言葉の選び方でこんなにも印象が違ってきます。
良い人間関係に円滑なコミュニケーションは欠かせません。

今日から少し意識してみませんか?

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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事

文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社での実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、5社を経営。

企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。

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