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話がわかりにくい、つまらないと言われる人の共通点

こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。

一生懸命に話しているのに、上司や同僚の表情からは冷笑とも思えるものを感じて自信喪失。
上司の顔がだんだんと険しい表情になって、焦って声が震えてしまう。

何がダメだったのだろう…と独り反省会。
こんな経験をお持ちのかたもいらっしゃることと思います。
悲しくなりますね。

ビジネスでのコミュニケーションを成功させるにはコツがあります。

■ワンセンテンスを短く
「AはBで、それがCで、あと、それからAは…」と長くなると、聞き手は息つく暇もなく、疲れてしまいます。
説明は「AはBです。ですからCです。」とできるだけワンセンテンスを短く区切るようにすると聞きやすくなります。

私は、ワンセンテンスは極力30文字以内にすることを勧めています。
要点が鮮明になり、話のテンポも良くなります。
自分が説明する時のワンセンテンスの長さを実際に書き出してみて、長すぎないかチェックしてみるのも良いかもしれませんね。

■内容を絞り、寄り道しない
話したいと思っている事の内容を絞り、アレもコレもと一度に話してしまうことがないようにしましょう。
内容があちこちに飛ぶと聞き手は頭の整理がつきません。

例えば、ある車の性能の説明をしているとしましょう。
性能の説明をしている途中で、外観の説明をするのではなく、性能の説明が終わってからするようにします。

ある性能を説明するうえで、外観についての説明がどうしても必須だと感じることがあるかもしれません。
そのような時も、あくまでも、性能についての説明というテーマから離れないようにします。

■数字などの説明はグラフや表を使って話す
具体的な数字や根拠が出てこない説明は説得力に欠けます。
数字や根拠を示すときは、目に見えるデータを示すことで説得力が増します。
可能であれば、表やグラフなど資料を準備しましょう。

■結論・理由から話す
ビジネスでは「AがBであることについて、ご説明いたします」のように、結論を冒頭で話してしまうことがコツです。
このようにすると、聞く側も話の大まかな筋が見えるので、聞きやすくなります。
結局なにが言いたいの?と言われてしまったことがありますか?
このコツを意識してみましょう。

■事実を話す時は時間の流れを意識して
複数の事例の関連などを話す時は、できるだけ過去から時間軸に沿って順番に話すようにします。
事例が急にさかのぼったりすると、聞き手は混乱してしまいます。

■相手がわかりやすいものから話す
説明は簡単な内容から難しい内容へ、単純な内容から複雑な内容へと進めるようにします。
冒頭から複雑な内容を話されると、聞き手は混乱してしまったり、聞きたいと思う意欲が薄れて、つまらないと感じてしまったりまします。

ビジネスのコミュニケーションでは、ダラダラ話、あちこち寄り道、ぼんやり話は禁物です!
説明は結論先出し、過去から未来へ、単純から複雑へ。

このポイント押さえて一目置かれる話し上手になりましょう!

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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事
文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社での実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、5社を経営。
企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。

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