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相葉雅紀カッコいい問題

【2014年10月26日】娘は4歳2か月

過去のコラムを読み返すこともないので、これまでどんなことを書いて来たのか、あまり憶えてない。ネタがダブってたらすいません。でも、ツイッターとかフェイスブックもそうか。その時に感じたことが全てであって。だから、今から書くことも、おそらく書いたことを書いたそばから忘れていくはずで。娘の成長も刹那であるし、このコラムも刹那である。

ハイ、相葉雅紀。

言わずと知れた、大人気アイドルグループ嵐のメンバーだが、奥さんが嵐好きな影響をモロに受け、娘もテレビを見ている内に、相葉雅紀のことが好きになっていた。これは好きになっていく過程を見ていたわけではなく、もう結果から知らされてしまった。

「あいばくんがすき」

たしか、娘がそんなことを口走った。僕は嫉妬し、その日から、あからさまに相葉雅紀を敵対視し始めたわけだが、娘の相葉熱が醒めやらない。娘というものは、まずは父親のことを好きになるという既定路線を信じて疑わなかった身としては、由々しき事態だ。娘に

「おとうと相葉くん、どっちが好きなんだよ」

と聞けば、「おとう」と答える。「でも、カッコイイのは、あいばくん」。
いや、分かってはいるけど、分かりたくもない。僕は、大人の対応をせず「じゃあもういいわい」とヘソを曲げたりした。いや、し続けた。そして、事あるごとに、「おとうと相葉くん、どっちがカッコイイんだよ」と問い続けた。
そのせいか、最近では「…おとう」と答えるようになった。僕の勝ちだ。明らかに、気を遣われているのは百も承知だが、そんなことは関係ない。
娘に口を割らせたことが全てだ。

でも、気を遣えるようになったんだなぁ。

<文・フルタジュン

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