これからの時代を生き抜くヒント
これからはVUCA時代と言われて久しくなりました。
VUCAとは元々は軍事用語ですが、2010年頃からビジネスでも使われるようになってきた言葉で
Volatility:変動性
Uncertainty:不確実性
Complexity:複雑性
Ambiguity:曖昧性
の頭文字をとったものです。
新型コロナウイルスによるパンデミックなどもその象徴的な事象だと思います。かつてのように先の予測を立てて計画通りに物事を遂行してことを進めることが本当に難しくなってきました。
特に日本のように言われたことを従順にこなすことを目的とした教育システムに立脚した思考回路のままでいると適応していくのはとても厳しいと思います。これからの時代を生きていく為に必要な能力は自分でどうにか手に入れていくしかありません。
加えてこの先は人生100年時代とも言われます。先行き不透明な時代を100歳までどう生きていくか?の生存戦略が各個人に求められてきます。
まさに自分自身、日々試行錯誤を繰り返していますが、その中で感じることは『こんな大変な世の中で正気を保てるだけでもすごい』ということです。
日々多くの情報に触れ様々な感情の起伏が起きる中で、精神を安定させておくのはもはや至難の技です。
いかにして心を整えるか?
ということが益々重要になってきたように感じます。
そのためのツールとして有用なものは何か?と考えたときに、古くから日本に伝わる風習が良いのではないかな、と思っています。
古の人たちは過酷な自然環境と向き合いながら日々生活をしていました。
毎日が無事に過ごせることがとてもありがたいことでした。
そのため、日々参拝したり雑節の行事に取り組んだりと、心を整える生活習慣が定着していました。
今を生きる私たちも、日々神仏に参拝して感謝の気持ちを言語化したり、雑節を意識することで季節の移り変わりを楽しむことができると、少し余裕が持てるのではないでしょうか?