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「感染対策の正念場」がやってきた

※この記事の本文と注記の一部は、無料で読めます。


ひょっとして、身近にいる人がこんな状態になっていないだろうか。もしも該当する人がいるなら、この記事を最後まで読んでもらいたい。

  • 仕事中によく咳をし、それがもう数か月続いている

  • 急に足をひきずって歩きだした

  • 念押しもしたのにミーティングの予定を忘れて外出してしまった

  • 社用車をぶつけてきた

  • 簡単な足し算・引き算ができなくなっている

  • 本人や子どもがしょっちゅう熱を出して欠勤する

  • 急に糖尿病を発症した

これらはすべて、新型コロナウイルス感染後に発症した持続症状(Long COVID)と合併症、そして免疫がダメージを受けたことによる影響と考えられる。「若い人は致死率が低いから平気」などとは言っていられない。とくに問題はLong COVIDだ。これは高齢者より若い人に多いことも判明している*1。

海外の現状は明日の日本の姿

こうした「新型コロナ感染後症候群」(PACS: Post Acute COVID-19 Syndrome)は、日本ではまだあまり目立っていない。一方、欧米からは、深刻な話が毎日のように伝わってくる。最近、目についたニュースを紹介しておこう*2。

  • プロテニスプレーヤーやサッカー選手が試合中に倒れて救急搬送。治療中

  • ポール・サイモンが新型コロナ感染後、聴覚を失う

  • エルトン・ジョンが新型コロナ感染後、片目の視覚を失う

  • カナダの舞台俳優(60歳)が公演中に倒れ死亡

  • イギリス人スーパーモデル(46歳)が新型コロナ感染後体調を崩していたが急死

  • アメリカの高校生(18歳)がハーフマラソンをゴールした瞬間に倒れ死亡

  • フランス人のマラソンランナー(48歳)がゴール寸前に死亡

  • ベルギーのサイクリスト(19歳)が「インフルかも」と言ったその日に死亡

  • オーストラリアの二児の父(20歳)が唇を切っただけで数日後に黄色ブドウ球菌感染で死亡

  • 世界の多くの国でマイコプラズマ肺炎が急増(日本も例外ではない)

  • 世界の多くの国で麻疹や結核のクラスターが増加(同上)

  • 急性期後も症状が持続し(Long COVID)、失業する人が増加

  • 各国で新型コロナ感染者の波はいまだおさまらず、上下動を繰り返しているし、入院患者も増えている

これらを「ワクチンのせい」と言う人もいるが、それは気にしなくていい。日本にはまだ「ワクチンは複数回うっているが、一度も感染していない人」が多数いる。そしてその人たちに、上のような事象の増加は認められないからだ。

感染するほうが被害は大きい

「ワクチンのせい」にする人たちの言い分は、
「ワクチン接種のほうが、新型コロナ感染よりも大量のスパイクタンパク質(新型コロナウイルスの抗原のひとつ)が産生される」
という主張だ。明白に虚偽である。これは実測されており、感染するほうが桁違いに多くのSタンパク質が産生されている*3。しかも、感染するとヌクレオカプシドタンパク質(Nタンパク質)も抱え込むことになる。

新型コロナウイルス感染症は、深刻な病気である。問題は、急性期ではなく、そのあとに本当に被害がやってくることだ。「インフルエンザより軽かった」という事実が、被害も軽いことを意味しない。本当に軽く済んだ人と、新型コロナウイルスに免疫反応を阻害され、ウイルスによる被害が軽微だったと思いこまされている人の2種類がいる。
後者は、脳や心臓や肺、脾臓や血管などの臓器、あるいは免疫へのダメージが残り、様々な症状が続いたり(これをLong COVIDという)、突然、脳卒中や心臓発作を起こしたり、2型糖尿病を発症したり、知らず肺炎が進行していたり、次から次へと感染症にかかったりする。急性期後も新型コロナウイルスによるミトコンドリア障害が続いた場合、慢性疲労症候群を引きおこしたりもするだろう*4。

しかし、こうした海外の事例を紹介しても、たいていの日本人の反応はうすい。他人事だと感じるようだ。これは日本の被害が少なかった証左であり、基本的にはいいことである。でも、もう呑気に構えるのは無理だ。日本でこうした被害(Long COVIDや合併症)が目立たなかったのは2023年までの話である。すでに2024年からは増加傾向にあるし、2025年からは、上で紹介した不幸な事例が本格的に増えるだろう。これは明日の日本の姿だ。

日本の感染被害が目立たなかった理由

2023年までの日本人の感染被害が、欧米のそれに比べて、目立つものではなかった要因は二つある。第一は、日本人の大半が「感染する前に新型コロナワクチンを接種できたこと」だ。ワクチンの恩恵を受けてからの感染だった。第二は、2023年3月まではほぼ全員がマスクを着用していたことである。マスクには「吸いこむウイルス量を減らす効果」があるので、感染したとしても、ウイルス曝露量は少なかった。

ウイルス感染症の「軽さ」(被害の小ささ)は、体内でのウイルスの増殖をどの段階で止めたかで決まる。ノーマスクで大量のウイルスを吸いこむと、初期感染細胞数が多く、免疫の手がまわりきらない。消防車の台数を越えて火災が同時多発したら、消火しきれないのと同じだ*5。

そしてワクチンの恩恵がなければ、ウイルスの増殖をとめるまでに時間がかかる。その間、どかんと体内でウイルスが増殖してしまい、多数の臓器に感染したり、持続感染したり、炎症性物質(Sタンパク質)が大量に産生され、多くの血栓ができたりもする。これがLong COVIDと合併症をもたらす。

逆にいうと、欧米はマスクをとるのが早すぎた。もともとマスクが嫌いな国民性もあり、欧米の政治家はマスクをさせたがらない。「しなくていい」は得点になるが、「したほうがいい」は減点になる文化だ。2022年に入ったら、さっさとマスクをやめてしまった*6。

そしてその結果が、健康問題による失業者の増加や突然死の増加である。プロのテニスやサッカーの試合、マラソンのような負荷の高い競技に参加するアスリートの見た目は健康そのものだ。しかし、次の瞬間にはフィールドに倒れてしまっている。血管内皮にも感染し、血栓もつくり*7、全身の臓器で炎症を起こす新型コロナウイルスは、サイレントに人体にダメージを与えるウイルスである。

「二の舞」は避けたほうがいい

20代‐40代の約40%が、2021年にワクチンをうったきりである。もう3年が経過しているから、ワクチンによる防御効果はうすれている。そしてこのタイミングでマスクもとってしまったから、ウイルス曝露量も多い。つまり、2022年までの日本人を守った「楯」をふたつとも失った状態だ。
問題は2022年までに感染した人が、この状態で二度目、三度目の感染をしはじめていることだ。非常によくない。このままでは、確実に欧米の被害の二の舞になるだろう。ひそかにLong COVIDに悩む人が増え、重いLong COVIDに苦しみ仕事をやめざるを得なくなる人が増え、味覚障害・嗅覚障害だけでなく、視覚障害と聴覚障害を訴える人も出てくる。
それだけでなく、ワクチンの効果に期待できない状態で、大量のウイルスに曝露して感染すると、サイトカインストームを起こしてしまいやすい(詳しくは私がブログに書いた「重要なのは感染後という大事な話」を参照)。

医療の現場からは、すでに肺炎を起こして入院する高齢者が出てきていることが報告されている。レプリコンワクチンをめぐってのデマの影響で、高齢者もワクチン接種を控える傾向にあるのが痛い*8。明言しておく。このままでは、日本人の新型コロナ被害は拡大する一方である。そしてその中心は、現役世代の健康被害となるだろう。

「大黒柱」に迫る危機

この4年間、多数のデマが流れたが、最も実害があるのが、
「新型コロナは高齢者しか死なない病気」
というデマである。高齢者の致死率が高いことは事実だが、そのことは、現役世代や子どもたちにとって死亡リスクがゼロであることを意味しない。事実、人口動態統計で「2024年1月‐7月に、新型コロナを原死因として死亡した人」を年齢別にみると、以下の通りとなる(8月の統計は来月発表。人口動態統計は医師の死亡診断書を集計するので、「事故死なのに新型コロナ死にしている」などということがないかわり、集計と発表に時間がかかる)。
 0‐9歳:10人/10代:5人/20代:6人
 30代:18人/40代:72人/50代:202人
30代から50代といえば、労働力の中心で、家庭では大黒柱(男女問わない)だろう。2024年の上半期だけで、その世代の300人近くが亡くなっている。年間では500‐600人となる計算だ。
高齢者には申し訳ないが、80代の300人と現役世代の300人とでは、社会的インパクトはまるで異なる。幼子を残し、防げたかもしれない感染症で命を落とす無念さは筆舌に尽くしがたいだろうし、子どもにとってもこれほど不幸なことはない。20歳未満の15人の死亡とあわせて、約300人の現役世代の死亡は、2類の時代なら大きく報道されていたはずである。

つまり、新型コロナは「明けた」のではない、「明けたことにして、報道をやめた」というだけの状態だ。現実には、ビジネスピープルで満席の国内線旅客機が、毎年2機は墜落しているくらいの被害が出ており、今後も犠牲者数が増えていく見込みしかない。
報道するべきだ。

これまでの「常識」を捨てろ

新型コロナにはこれまでの病気の常識が通用しない。困ったことに、会社の経営陣や学校長など、権力をもつ層の多くが「昔の常識で生きている人」であり、新型コロナ(COVID-19)という新しい病気に対応できていないどころか、対策の障害となっていることが多い。
「子どもは、感染すればするほど強くなるんです」
といって、学校で新型コロナ感染が蔓延するのを「いいこと」「いまだけのこと」だと思っている学校長も、
「病気にかかるやつは自己管理が甘い。たるんでる」
といって怒る経営者も、
「微熱で動けるんなら、いますぐ出社しろ」
という上司も、
「一度感染したから、もう平気です」
と感染対策を全放棄する人たちも、
「療養期間も終わって元気みたいだし、休んだ間の仕事を取り戻してもらうから、毎日残業をがんばってね」
という同僚も、すべて「昔の常識で生きている人」だ。この無理解が新型コロナ被害を大きくしてしまう。

新型コロナウイルスは昔の常識を利用して、どんどん犠牲者を増やすウイルスである。正常性バイアスと生存者バイアスとウイルスの戦略の悪魔合体がいまの日本社会である。そして、子どもも大人も、感染を繰り返し、そのたびに弱っていく。

新しい常識でこのウイルスに対抗しないと、本当になにもかも回らなくなる。深刻な人手不足に悩む業界が増えていくだけだ。
「感染すればするほど強くなる」のは明白にデマ
「ワクチンをうてばうつほど感染しやすくなる」のもデマ
「マスクに意味はない/酸素が不足し病気になる」というのもデマ
そして、
「子どもは感染しても無症状か軽症」というのもデマ
である。15歳未満でみると、交通事故死者数と新型コロナ死者数はほぼ同じだし、子どももLong COVIDと無縁ではない*9。子どもを守るための交通安全運動をするなら、子どもと親を守るための感染対策運動も必要な状態である(詳しくは「令和の怪談:子どもの未来を奪う医療デマの流行」を参照)。

知っておきたい新しい常識

ちなみに、2024年7月のインフルエンザと新型コロナの死者数は以下の通りである。17.56倍もの開きがある*10。
・インフルエンザ:26人(2024年累計1,220人)
・新型コロナ:3,356人(2024年累計21,421人)
新型コロナ禍は終わってない。それどころか、ひどくなる一方である。ここで周囲に流されて、ワクチンもやめ、マスクもやめてしまったら、明日は我が身だ。経済にも大きな打撃があるだろう。Long COVIDが社会保障関係の費用を食いつぶすからである。

「コロナ禍も明けて」の一言に惑わされてはいけない。「コロナ禍は明けましたが、Long COVID禍が始まり、複数の感染症が同時流行し、薬もありません」というのが正確なところだ。
いまが正念場である。
この被害を最小化するには、新しい常識を持つことが重要だ。箇条書きにしておく。

  • 新型コロナウイルスはものの3週間でまた感染する病気である

  • 感染を繰り返すほど、Long COVIDを発症しやすくなるなど、健康被害が大きくなる

  • 二度目三度目の感染時にワクチンの効力が切れており、大量のウイルスを吸入していると、若くても重症化リスクが高くなる

  • 「軽症」は多くの場合、ウイルスが免疫の反応を抑えこんでしまうからであり、健康被害が小さいことを意味しない

  • 風邪は上気道でしか炎症を起こさないが、新型コロナウイルスは脳・心臓・血管・肺・脾臓など全身で炎症を起こす上、その炎症が長く続く

  • したがって、急性期がすぎて社会復帰した人は「まだ病気の人」であり、無理をさせるとLong COVIDを発症しやすくなる

  • この状態の大人も子どもも、免疫がダメージを受けているので、他の菌・真菌・ウイルス感染症にかかりやすくなる

  • 脳の炎症がひどいと、思考力・記憶力・判断力が低下する(ブレインフォグという)から、治りきっていないと仕事のミスが増える可能性が高い

これらの新常識を踏まえると、「ワクチンを適宜更新して抗体を高く保ち、マスクで吸入するウイルス量を減らすようにし、何度も感染することを避けるべき」という結論にしかならないだろう。感染経験者は、他の病気になることを防ぐ意味でも重要だ。そして、「感染した場合、一か月くらいは残業もせず無理をせず、静養につとめる」ことである。学校教師は、感染した生徒に持久走やダッシュをさせるようなことを避けてもらいたい。感染後の体内は、まだボロボロの状態だ。

これから日本人は二つのグループに分かれていく。しょっちゅう身体の不調を訴え、通勤も通学も苦痛でしかなくなり、頻繁に病院のお世話になるグループと、あいかわらず病院とは無縁の生活を続けるグループだ。どちらのグループに向って歩くのか。岐路ははっきり言って、「ワクチンと人ごみでのマスク、頻繁な手指衛生と換気と空気清浄機、そして感染後の静養」を徹底するかどうかである。

注記

*1
Long COVIDは急性期を過ぎてもすっきり治らない症状のことである。味覚・嗅覚障害がよく報告されるが、記憶力・判断力の低下や体位性頻脈症候群(POTS)の発症や不眠なども目立つ。「新型コロナ感染後症候群」(PACS: Post Acute COVID-19 Syndrome)という言い方をされることもある。この論文がよくまとまっている。
■「COVID-19 罹患後症状・Long COVID における神経症状」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/81/4/81_197/_pdf

Long COVIDを発症する原因として、新型コロナウイルスが持続感染するケースや、体内でウイルスによって産生されたスパイクタンパク質(Sタンパク質)やヌクレオカプシドタンパク質(Nタンパク質)が体内で炎症を起こし続けているケース、体内に潜むEBウイルスが活性化されたケース、免疫細胞の老化が原因となっているケース、ウイルスがミトコンドリア障害を引き起こしているケースなど、複数の要因が想定されており、いまも原因探究の努力が続けられている。
さて、新型コロナは最初、肺炎が目立つ呼吸器系感染症だと誰もが思った。しかし、この4年間に、その認識が間違いであることをイヤというほど思い知らされている。新型コロナウイルスは脳や心臓を含む全身の臓器や血管に感染して炎症を起こし、老化させる。驚くほど病原性が高い。
感染したあと、「足をひきずる」のもLong COVIDの症状のひとつである。感染後約半年で病院にやってきて、両側の股関節痛を訴えた人をMRIで調べたところ、多くが股関節無血管性壊死(AVN)症を発症していたという。
■Avascular necrosis of femoral head following COVID-19 infection
https://doi.org/10.1097/MS9.0000000000001098

Long COVIDで目立つ症状は、中枢神経系のダメージによると思われる神経症状(頭痛やしびれ、嗅覚障害や味覚障害、抑うつ、不眠、疲労感、認知機能の低下)だ。当然、これも高齢者に多いはず、と思って研究したら、予想に反して、新型コロナ発症後平均10ヵ月で、若年(18‐44歳)および中年(45‐64歳)の成人の方が、65歳以上の成人よりも、これらの神経症状が悪化していることが判明している。
■Neurologic Manifestations of Long COVID Disproportionately Affect Young and Middle-Age Adults
https://doi.org/10.1002/ana.27128
2024/11/22

つまり、「新型コロナは高齢者だけが死ぬ病気」というのは誤りで、正確には「高齢者の致死率が高いが、現役世代にはLong COVIDという厄介な症状を極めて高い確率で残す病気」である。
現時点で、Long COVIDの発症率は研究によって幅はあるが、おおよそ20%前後だ。これだけでも極めて高いのに、3回も感染を繰り返すと40%近くにまではねあがる。以下はそれを最初に発表したカナダの研究報告だが、他の研究でも「完成を重ねるごとにLong COVIDの発症率が高まる」ことは確認されている。
■Experiences of Canadians with long-term symptoms following COVID-19
https://www150.statcan.gc.ca/n1/pub/75-006-x/2023001/article/00015-eng.htm

Long COVID財団がまとめているアスリートや演奏家など著名人のLong COVID発症者リストをみると、その多さと深刻さ(引退を余儀なくされた例も)に驚くし、「食事と運動に気をつけて免疫力を高めていれば感染などしない」というのが、ただの戯言だということも実感する。これは身体が資本で、誰よりも健康に気をつけている人たちのリストでもある。
■Long COVID Foundation - Athletes, Entertainers, & Other Notable People Who Got Long Haul COVID+
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FFaMu01HJeUUgrGuvNwsr-YNR_48VIrB9ZPMWeVp4xc/

なお、本文で紹介した個別のニュースの情報源は以下の通り。
■Altug Celikbilek lotta per la vita: il tennista turco vittima di un’emorragia celebrale ma a Monastir si gioca lo stesso
https://sport.virgilio.it/altug-celikbilek-lotta-per-la-vita-il-tennista-turco-vittima-da-un-emorragia-celebrale-ma-a-monastir-si-gioca-lo-stesso-888776
■Fiorentina's Bove in intensive care after collapse on pitch
https://www.bbc.com/sport/football/articles/c4g2lp19rppo
■Paul Simon unlikely to perform live again due to sudden hearing loss attributed to a severe case of COVID
https://www.unmc.edu/healthsecurity/transmission/2023/09/20/paul-simon-unlikely-to-perform-live-again-due-to-sudden-hearing-loss-from-covid/
■Sir Elton John still 'can’t see anything’ four months after losing sight in right eye
https://www.standard.co.uk/showbiz/elton-john-eye-infection-vision-loss-b1196274.html
■A Christmas Carol Stage Actor Dies Mid-Performance After Suffering Medical Emergency
https://people.com/a-christmas-carol-stage-actor-dies-mid-performance-after-suffering-medical-emergency-8753092
■Supermodel Georgina Cooper dead aged 46: Shocked fashion world mourns one of the faces of 90s 'Cool Britannia' and friend of Kate Moss after her death on Greek island
https://www.dailymail.co.uk/news/article-14059203/Supermodel-Georgina-Cooper-dead-aged-46-Shocked-fashion-world-mourns-one-faces-90s-Cool-Britannia-friend-Kate-Moss-death-Greek-island-Kos.html
■High school senior dies after collapsing at finish line of half marathon
https://www.firstalert4.com/2024/10/10/high-school-senior-dies-after-collapsing-finish-line-half-marathon/
■Marathon runner dies after illness just metres from finish line
https://www.unionesarda.it/en/italy/marathon-runner-dies-after-illness-meters-from-finish-line-o0kzva6a
■Belgian cyclist tragically dies on his 19th birthday - one day after being told he had 'flu'
https://www.dailymail.co.uk/sport/othersports/article-14136097/Belgian-cyclist-dies-19th-birthday.html
■Father, 20, Dies After Getting 'Little Cut' on His Lip, Leaving Behind 2 Kids and Pregnant Partner: Reports
https://people.com/young-father-dies-days-after-getting-cut-lip-infection-reports-8753643
若い俳優の突然死については、さらに最近、韓国人俳優(32歳)とスペイン人俳優(37歳)が死亡したニュースも報じられている。
このほか、マイコプラズマ肺炎や結核の感染者増については、多数の記事が出ているからそれを参照してもらいたい。ここでは複数の感染症の同時流行を示す記事を紹介しておく。イギリスのNHSは “Quad demic” (四つの感染症の同時流行)という用語を使い、新型コロナ/インフルエンザ/RSウイルス/ノロウイルスの同時流行を警告し、国民に高性能マスクの着用やワクチン接種、換気の励行などを呼びかけている。
■Warning of NHS ‘quad-demic’ as flu and Covid cases rise in England
https://www.theguardian.com/uk-news/2024/dec/05/warning-of-nhs-quad-demic-as-flu-and-covid-cases-rise-in-england

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*3
「病原性」という点では、ワクチンのほうがはるかに低い。そうでなければワクチンはまるで意味がないし、各国で接種が継続されるはずもないだろう。「もう日本だけがワクチンを接種している」というのはデマである。
ワクチン接種で産生されるSタンパク質の量は、感染で産生されるそれよりはるかに少ない。これは実測されている。しかも、mRNA新型コロナワクチンのSタンパク質の設計図は、ウイルスのそれより病原性が低くなるように設計されている(安定しており、血栓をつくりにくい)。
■Circulating Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 (SARS-CoV-2) Vaccine Antigen Detected in the Plasma of mRNA-1273 Vaccine Recipients
https://doi.org/10.1093/cid/ciab465

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