アフターコロナ(AC)が開く新たな世界は可能か? ― 『グローカル』な世界システム変革の行方
平和学会の「平和フォーラム」にて、論考が掲載され公開中です。
お目通し頂ければ幸いです。 古沢
『季刊ピープルズ・プラン』vol.90 特集:ポストコロナの社会を構想する
(2020 年 11月 17 日発行)掲載論考(最新データを加筆・修正)2/14,2021
~~~~~~~~~~~~~~~~~
『平和フォーラム:コロナ危機に立ち向かう』:
「 アフターコロナ(AC)が開く新たな世界は可能か?
― 『グローカル』な世界システム変革の行方 」 (古沢広祐)
<とくに後半での問題提起、ぜひご一読ください>
・・・・・歴史的に見ると、社会的平等化が大きく進んだ契機としては、戦争・革命・疫病などによる危機対応が指摘されている(シャイデル2019)。
そうした経緯や事態を現代世界に重ね合わせるならば、今回のパンデミック後に進行する事態への対応についても、変革の契機となりうることは十分に想像できる。
時代状況が大きく変わっている点を考慮すれば、現代の危機としては、まさに新自由主義的なグローバル経済下で築かれ蓄積されてきた富の再分配政策という視点こそが重要ではなかろうか。
そのためには、改めてグローバルな革新的な制度構築や政策展開を提起していくような構想力、社会展望が求められている。
・・・・・・
(目次)
・はじめに 揺らぐ現代世界
・ウイルスが問う人間中心主義 ― 自然・生命観の変革
・一つの健康「ワンヘルス」、一つの世界「ワンワールド」、「プラネタリーヘルス」へ
・世界の発展様式の変革 悪循環から好循環へ
・経済構造の変革 ― 危機を好機に
・「平和の配当」というビジョンの再提示
・グリーン・リカバリーとSDGsの真価が問われる時代に
*以下からダウンロードできます ⇓⇓
https://drive.google.com/file/d/1G-FHw8gbGZ8VBHNzSFPBFCZ2VDC6Zer1/view