ヴィクトリアマイル2020回顧

 勝ったアーモンドアイは前走と同じ馬体重だったが、仕上げとしては余裕残し。ただ、重量感が出て貫録を感じさせる馬体。トモの実の入りも良かった。レースではスタートをポンと出て好位を追走。直線で外に出され軽く仕掛けられるとサウンドキアラを楽に突き放して快勝。役者が違うと言っているような勝利だった。2000m前後なら歴代最強クラスと言っても良いだろう。

 2着のサウンドキアラはふっくらした好馬体。アーモンドアイには突き放されたが、大外枠から2着に入ったあたり力のあるところを見せた。今後も牝馬戦線やマイル路線では上位を争えるだろう。

 3着のノームコアは踏み込みが力強く、この日の「時計が出るけど筋肉量が必要な馬場」に合っていた。もう少し内の枠なら違うレースもできた印象だ。

 5着のダノンファンタジーは馬体が絞れて良くなっていたが、返し馬でもレースでも力んで走っていた。こんな馬ではないし、1200mあたりへの路線変更が必要かもしれない。

 7着のラヴズオンリーミーは休み明けで仕上がりが良く、腰にも力が付いていたが、筋肉量を要求される馬場が合わなかった。距離延長で軽い馬場なら即巻き返す。

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古澤競馬研究所
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