クラウドファンディング型ふるさと納税【達成金額ランキング】
ふるさと納税による寄附を受け入れている地方自治体は1,788自治体あります。(2020年8月5日時点)
その中でも、クラウドファンディング型ふるさと納税を実施している自治体があるのをご存知でしょうか?
今回は、クラウドファンディング型ふるさと納税の実態をデータを元に分析しました。
クラウドファンディング型ふるさと納税とは?
使途を明確にして寄付金を募る形式がクラウドファンディング型ふるさと納税です。
別名、ガバメントクラウドファンディングとも言われています。
通常のふるさと納税との違いは?
欲しい返礼品を基準に寄付先を決める通常のふるさと納税と違い、クラウドファンディング型ふるさと納税は使途に共感してくれる方が寄附を行います。
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通常のふるさと納税:返礼品から選ぶ
クラウドファンディング型ふるさと納税:使い道から選ぶ
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クラウドファンディング型ふるさと納税を行っている自治体
総務省が公表している令和元年度データによると、クラウドファンディング型ふるさと納税を行っている自治体は全1,788中214自治体でした。
達成金額ランキング【令和元年度】
クラウドファンディング型ふるさと納税の達成金額が多かった上位10自治体を抽出しました。
※以下、有料記事※
第1位 新潟県燕市
新潟県燕市は、4つのプロジェクトで合計¥3,139,916,000のクラウドファンディング型ふるさと納税を受け入れました。
第2位 沖縄県那覇市
沖縄県那覇市は、2019年10月に発生した火災により焼失した首里城の早期再建費用をクラウドファンディング型ふるさと納税で募集しました。
結果として、¥940,670,184の寄附金額を受け入れました。
第3位 北海道東川町
北海道東川町は8つのプロジェクトで合計¥500,260,000の寄附を集めました。
第4位 岡山県瀬戸内市
岡山県瀬戸内市は、2つのプロジェクトで合計¥265,999,198のクラウドファンディング型ふるさと納税を受け入れました。
第5位 北海道弟子屈町
北海道弟子屈町は、北海道の大自然を満喫する8つのイベントを開催し、弟子屈町の魅力を世界中の人々に伝えるというプロジェクトを掲げ、¥226,090,000のクラウドファンディング型ふるさと納税を受け入れました。
中央値と平均値
クラウドファンディング型ふるさと納税を実施している214自治体の達成金額を基準に、中央値と平均値を算出しました。
平均値:¥32,945,571
中央値:¥3,881,500
返礼品の有無
クラウドファンディング型ふるさと納税の場合、返礼品がもらえる場合と無い場合の2通りがあります。
返礼品の有無は各自治体が用意しているプロジェクト次第ですので、事前に確認する必要があります。
総評
以上のデータから令和元年度のクラウドファンディング型ふるさと納税は下記の傾向にあることがわかります。
・返礼品を基準に自治体を選ぶ通常のふるさと納税と違い、クラウドファンディング型ふるさと納税は使途に共感してくれる方からの寄附が集まる。
・クラウドファンディング型ふるさと納税を実施しているのは全1,788自治体中214自治体のみ。
・214自治体の達成金額の中央値は¥3,881,500である。
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