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結の精神

コロナの影響で、職場環境やビジネスモデルも変化せざるえない状況になってきています。僕らの食品、流通業界では小売店様が地元でもまだがんばっていてくれているので、なんとかやれてますが、ビジネスモデルという意味では、古いスタイルから抜け出すのは容易ではないような気がします。

このコロナ禍を乗り越えて生き残るためには、マーケット取り合いではなく、自分たちの企業個性を生かして居場所をつくる、仲間をつくるようにしていかないといけない。

変化の時代。でもほとんどの人は変化を嫌がるため否定する、と言います。否定するのは、ダメな理由をこれまでの経験測で行う。

僕でいけば40年、ローカル企業は年齢層が高い人も多いので60年以上の人生経験者がいっしょにいる環境です。
その経験のあたりまえ、というのは、この変化の時代にはかなり大きい壁になると思います。よかれと思って言うこと、やることが邪魔になる。
いまおこっていること、これから起こりうる変化は、
僕らの100年弱で経験してきたことが、一切通用しない世界になる。
これまでのあたりまえが、あたりまえじゃなくなる。

ではどうしたらいいんだろう。

人の感覚はそう簡単には変えれない、でもこれからの時代の変化の情報に積極的に触れるようにして、考え方を柔軟にしていかないといけない。
僕が自分の考え方の発言をするとき、その元となっているものは何なのか、
もしそれが過去の経験であれば、一度否定しなきゃいけない。それでいいのか。
繰り返していく必要がある。

時代の変化でこれまでのモデル、やり方みたいなものは変化せざるえないが、より見直されているというかこれからより重要になってくるのは、人のつながり、信頼、応援、個性、助け合いみたいなことではないかと思う。
昔の田舎の文化、『結の精神』。
集落の総出で助け合い協力し合う相互扶助の精神。
少し前に、日経新聞に載っていた記事のこのキーワードが度々頭の中に出てきます。

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