稼ぐ働き方はフルタイムワーママだけじゃない
ママになってもフルタイムで働きます!
って言葉でいうのは簡単で、現実はそんなに簡単ではなかったわたしの話。
以前の記事でも書いた通り、わたしは第1子出産後ワーママとして職場に復帰しましたが、ワーママの壁にぶち当たりワーママの働き方について改めて考えているワーママです。
ワーママの壁|古野ゆき/furunoyuki|note
改めてママの働き方を考えてみると、いろんなことに気が付き今では副業をはじめています。
フルタイムワーママはみんながなれるものではない
そんなわたしが、職場の人や周囲のママをみて感じること。
それが「フルタイムワーママはみんながなれるわけじゃない」ということです。
子どもを授かる前は、わたしもバリキャリだったので当然のように「ママになってもフルタイムで働く!」「時短勤務なんてお給料が減るだけでメリットない!」そんな風に考えていました。
しかし実際に当事者になると、なんてあまっちょろいことを言っていたんだと実感しました。
でも少なからず、ワーママでフルタイムで働いている人はわたしの周りにもいます。
なぜその人たちはフルタイムワーママができているのか。
それは条件が揃っているからなのです。
フルタイムママ条件①両親が近くに住んでいるor夫のサポートが手厚い
1番大きい理由は、やはりここです。
両親または義理両親が近くに住んでいる場合は、お迎えを頼んだり、休みの日は子どもを見てもらったりと何かとサポートを受けやすい環境になります。
もちろん夫が家事・育児をどのくらいやってくれるかも影響してくるでしょう。仕事があってもフレキシブルに対応してくれたり、ご飯を作ってくれたりと積極的な夫であれば、ママの負担も少なくなりその分仕事に力を注げるでしょう。
身内のサポートは何より安心感もあり、親孝行にも繋がるので頼りやすいサポートだと思います。
フルタイムママ条件②保育園の延長保育可能
2番目は保育園の違いです。
延長保育を対応しているかは通っている園にもよりますし、延長保育していたとしても、都内の駐車場ばりの時間単価がかかる場合もあります。
延長保育の料金と自分の仕事の時給を比較したとき、保育料の方が高い場合は働いていてもマイナスになってしまうので、フルタイムで働くメリットはなくなってしまいます。
フルタイムママ条件③役職についているか
3番目に、ママ自身の職場での立場も影響してくるでしょう。
平社員であればとにかく仕事をこなし、かつマミートラックに乗らないためには、ある程度仕事を引き受けていかなくてはなりません。
しかし既に役職についている場合は、会社にもよりますが実務が少なく、仕事を振る側になるので仕事のペースも管理しやすくなるでしょう。
一方で何かトラブルが起きた場合などは、責任がある分大変な面もあるかもしれません。
フルタイムママ条件④シッターをお願いできる金銭的余裕
もし両親や頼れる身内が近くにいなかったとしても、シッターさんをお願いできる金銭的な余裕があれば問題はないでしょう。
時間を制限してお願いするのも可能ですが、やはり毎日となるとどうしても費用はかさんでしまいます。シッターサービスは金銭的に余裕があれば、フルタイムワーママでなくても頼っていきたいですよね。
これらの条件がもしすべて揃っていたら、おそらくフルタイムワーママも夢ではありません。しかし、条件が揃っていても出張を伴う仕事をしている方や、相当な激務の方は難しい場合もたくさんあるでしょう。
わたしが出会ったフルタイムワーママ
実際にわたしが出会ったフルタイムワーママの方は、こんな方でした。
①夫のサポートが手厚い
その方は、夜ご飯は基本的に旦那さんが作ってくださるそうで、休みの日も子どもを連れて出かけてくれることが多いそうです。
②マンションの下についている保育園に通っている
保育園までの送り迎えが1分かからないレベルで、急なお迎えの場合も対応が楽だったそうです。
加えて、保育園の送り迎えも旦那さんの担当のようでした。
③役職についていた
そのワーママさんはすでに、課長クラスの役職についていて実務はほとんどしていませんでした。そのため、早めに退勤するなどフレキシブルな勤務が可能でした。
④自宅から職場までが10分以内
これは特別だったかもしれません。基本的に在宅ワークではありましたが、出社したとしても自宅が職場の隣駅で、勤務時間に制限がかかるほどではありませんでした。
こちらのワーママさんは、2人の男の子のママでしたが上記のような条件が揃っておりフルタイムでバリバリ働かれていました。うらやましい点もたくさんありますよね。
でも、こちらのワーママさんも残業はほとんどせずにフルタイムの時間だけみっちり働くというスタンスだったようです。
わたしの場合難しいフルタイムワーママ
どうやったらフルタイムワーママになれるのか、わたしも何度も模索はしましたが、現実問題、我が家のスタイルでは難しかったです。
①実家も義理実家も遠方
我が家の場合は、実家が東北、義理実家は北海道、わたしたちは関東住みであったので、両親のサポートを受けることは不可能でした。
②延長保育料が1分単位でかかる
通っていた保育園は、規定の時間から1分でも遅れたら保育料がかかるシステムで、料金も高く延長保育をする選択肢はほとんどありませんでした。
また時短勤務で迎えに行ったとしても、我が子が最後の1人のときが多く心が痛み延長保育しようとは思えませんでした。
③夫のサポートは最小限
決してなにもやってくれないわけではなかったですが、家事はほとんでできず、仕事も忙しかったので夫のサポートに期待はしていませんでした。
夫の意見もわたしには「仕事をばりばりやるよりも家庭のことを頼みたい」だったのでフルタイムで働くという選択肢はなくなりました。
④平社員
もちろんわたしは平社員です(笑)
そのため実務を毎日こなしていましたし、特に忙しい部署だったのでフルタイムになれば残業はまぬがれないと感じていました。
フルタイムワーママ以外の選択肢
結果わたしがたどり着いた答えは「頑張りたい気持ちだけでは、育児と家事の両立は不可能」でした。
ワーママの壁にぶつかったときもそうでしたが、頑張りたい!時短だからできないと思われたくない!という気持ちだけでは乗り越えられる壁は限られます。
気持ちでは解決できないことを、どう解決するかは人それぞれです。
諦めるのもひとつですし、働き方を変えるのもひとつです。
わたしはサポートは今以上は難しいので、副業をはじめるという自分の働き方を変える選択肢を選びました。
無理してどうしても頑張りたいからとエンジンをかけても、育児は長期戦なのでどこかでガス欠を起こしてしまう可能性は十分あるので、自分の心の声と向き合うことは忘れないようにしてください。
ワーママは大変ですが、ママの人生も1度きりなので納得のいくワーママライフを過ごしましょう!
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