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「痛い」が言えるようになったあなたへ 6月4日

いたい…。

あなたはふと、そう言えるようになりました。

ママとパパはびっくりです。

今まで、転んだり、足を擦りむいたり、頭をぶつけたりして「痛い」と感じることはたくさんありましたね。

その度にあなたは涙を流して「痛い」ことを伝えてくれました。

そうかそうか、痛かったね。

びっくりしたねぇ。

そう言ってママとパパはあなたに言い聞かせてきました。

でも今日、あなたは自分で「痛い」が言えるようになりました。

もし、どこかが痛くなってしまった時は遠慮なく伝えてくださいね。



それはそうと「痛い」が分かり、言えるようになるということは、あなたの人生の中でも大きな意味を持つことだとパパは感じています。

なぜなら、人生って、「自分や人の心の痛み」に気付き、感じ、優しく対処していくことで成り立っていると言っても過言ではないと思っているからです。

これからきっと、頭をぶつけた痛さだけではなく、人との関係の中で「心の痛み」を感じることもあるでしょう。

もしかしたら、自分の周りにいる人を傷つけ、痛みを感じさせてしまうこともあるかもしれません。

それだけでなく、誰かが心を痛めていることに気づくこともきっとあるでしょう。

その度に、あなたは大きく成長していくことになります。

自分の心をいかに大切に守れるか。

あなたの心の痛みが少しでも早く治り、元気になれるよう、自分の心を何よりも大切に守っていってほしいです。

もし、誰かを傷つけてしまったことに気づいたなら、素直に「ごめん」が言えるようにならないといけない。

なぜなら、あなたの「ごめん」は誰かの心の痛みを少し和らげてくれるからです。

誰かが傷つき、心を痛めていることに気づいたら、知らないふり、見て見ぬふりをしてはいけません。

そっと近づき、「大丈夫?」「私に何かできることはある?」と言ってあげられる心優しい人になってください。

「痛み」はともすれば、なければいいものだと捉えられがちですが、考え方によってはあなたを一歩前へと押し出してくれる貴重なものにもなるのです。

これからあなたが感じていくであろう「痛み」を大事にしていってください。

パパはいつでも応援しています。

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