初めて電車に乗ったあなたへ 6月19日
ぽっぽー!きた!
電車が大好きなあなたです。
踏切を通るたびに、電車が走っているのを見るたびに、あなたは興奮して嬉しそうです。
お休みだったので、ママとパパは相談してあなたを一駅分電車に乗せてみることにしました。
パパと一緒に電車に乗り、最前線の場所を陣取り、動き出す電車を待っていました。
ママは一駅先で待ってくれています。
動き出した電車。
するととたんにあなたの顔が曇り、前から目を背け、パパにじっとしがみついて言いました。
こわい…
電車の揺れ、音、動きが初めてで怖かったんですね。
確かに一番前に陣取って、ジェットコースターみたいな気持ちにさせてしまったことをパパは反省しました。
もっと真ん中に座り、車窓からの景色を楽しめたらよかったのかもしれません。
一度だけ通ったトンネルではすごい音もしたし、怖かったですね。
ずっとパパにしがみついていたあなた。
隣の駅に着いてからは、ママにぽっぽーー!と言って嬉しそうでしたが、初めての電車がほろ苦い思い出になってしまったことをパパは反省していました。
でも次の日、あなたは朝からまた大きな声でパパに言ってくれました。
ぽっぽー!
もちろん、次の日もあなたとパパは一緒に近くの駅でぽっぽーを見に行きましたよ。
近くで観れて嬉しかったねぇ。
自分の好きな乗り物があるってとても素敵なことです。
それに乗っている時間、観ている時間がなんだかその人にとっての安らぎの時間になるからです。
あなたの「好き」もこれから色々と変化して行くのでしょうね。
その変化も楽しみです。
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