見出し画像

恋が成就する万代橋恋物語

日本一の信濃川河口にかかる橋の中でも、万代橋は最も歴史がある橋で、初代は1886年と130年以上前に架けられ、現在は3代目です。

それまでは、橋は架かっておらず渡し船で1時間近くもかかっていたようで、いつのころからこの橋には恋の成就伝説があります。

初代の万代橋は700mもある長い橋ですし、交通の要所でもあることから、常に交通量がありました。こんな事情もあり、いつの日にか万代橋を、カップルで誰にもすれ違わないで橋を渡り切れるとふたりの恋は成就して、結ばれるという伝説が生まれたのかもしれません。

ですから、まだ付き合ってないカップルが相手に黙ってこっそりチャレンジしていたりします。
しかし、昼間は交通量が多いので誰ともすれ違わないで渡り切ることは相当に難しいのですが、じつは真夜中になると誰にもすれ違わないで橋を渡り切れることがあります。
ちなみに、このチャレンジは何度でもいいしなんなら車で挑戦してもいいのです。

もし、カップルで新潟へお越しになることがあれば、挑戦してみてくださいね。

この伝説の元ネタは芥川賞作家の三浦哲郎が書いた「熱い雪」の、芸妓と学生の「道ならぬ恋」かもしれません。
その頃は芸者さんと学生さんの悲恋物語がたくさんあったそうです。

古町芸妓の雪彌と東京の大学生黒木はひょんなことから知り合い、そして恋に落ちました。しかし、雪彌は置屋芸者の一人娘であり、簡単に一般の人とは一緒になれないご時世だったのです。

ある日二人は の車に乗りある橋を渡ります。

その橋は芸者の中では好きな男一緒にでかけて、車で橋を渡り切るまでに誰にもすれ違わなければ、二人は必ず結ばれるという新潟の伝説の橋です。 そんなことは作り話だとわかっていても、雪彌はそれを試したかった。
車は橋の中頃を走っていると遠くの方でポッチと小さなライトが見える、「あーもうだめ」雪彌は両手で頬を抑える。

雪彌姐さんいまでも現役です!ぜひ続きを新潟古町で直接姐さんに聞きにきてくださいね。

画像1



いいなと思ったら応援しよう!