型破りな教室
監督・脚本 #ChristopherZalla
セルヒオ先生 #EugenioDerbez
校長先生 #DanielHaddad
#メキシコ
■内容
治安最悪、学力テスト全国最下位の小学校。そこにセルヒオが赴任し、全国1位になるまでの、実話をもとにした映画。
産休代替で赴任したセルヒオは、教育要領を完全に無視した型破りな授業を行う。初めはあっけにとられていた子供たちも、セルヒオの授業を通して、それぞれが様々なことに興味を持ち、自ら学ぶようになっていく。
教科書を使わない授業が教育委員会にばれて停職処分になっても、貧困や犯罪、抗えない辛い事件が生徒達に立ちはだかっても、最終的に生徒達は全国1位の成績をおさめていた。テストで知らない問題が出ても、自分の頭で考えて答えを導き出せるようになっていた。
■感想
一番好きな登場人物は校長先生。立場もあるし、型破りに夢を追って生きることはできない。それでも、セルヒオを応援したい。校長も、彼に自分ができなかった夢を託したんだろうな。
一番人間味があって、共感できた。見た感じも大好きだ。
君なら哲学者になれるぞ!と褒められた女の子が、凄く嬉しくなって小学校の図書室に行くんだけどろくな本がなくて、大学の図書館へ行き、哲学書を借りてくるシーンも好きだった。
大人が何かを教えることで、子どもの何かを奪ってしまうことの方が多いのかもしれないと感じた。
夢があっても、金銭面で叶えてあげられない事情があって。学校で夢をみさせて期待させて、卒業後に待ちうけているものは。
「子供に夢を見させないでほしい」と言う父親もまた、子供を傷付けたくないからなんだなと感じた。
■印象に残った言葉
間違っても挑戦するのが大事だ。むしろ間違ってほしい。そこから何が駄目だったのかを学び、正しい答えに近づけるから。
「さあ、誰が最初に間違う?」