今後の予定とか
おはようございます。
いよいよ明日、待望のエルデンリングの発売となり、配信とかそのほかについて一度整理しておこうということで書きました。
思いっきりゲーム実況者としての内容ではありますが、その中にそのほかのことにも通じる発見があったので、多くの人に読んでほしいなと思います。
まず、エルデンリングについてですが、解禁と同時に多くの方が配信するだろうと思います。私も当初、スタートダッシュ配信を考えていたのですが、そもそも私の配信スタイルと合っていないと思ったので、今回はスタートダッシュ配信はしません。そもそもフロムソフトウェアのゲームはまったりと動画でやりたいと考えているので、動画にしてあげていくと思います。
ひょっとしたら解禁と同時にプレイして一本上げるかもしれませんが、それもその時の状態次第です。
この考えに至ったのは、私が普通の社会人で、趣味としてゲーム実況をやっているという、自分のスタンスを思い返したからです。
別にそれで食べていきたいとは思わないということ、ゲームの楽しさを多くの人に知ってもらいたいということ、この辺が根幹にある思いです。
なので、人気タイトルをいち早く配信、動画にして、注目度の高いうちに人目を集めるというのはどうも違うなということです。
思い返せば、SEKIROの時にこの動きをして、そもそも大してゲームがうまいわけではないため、ほかの実況者さんの置き去りになっていくという、ゲームが楽しくないと感じる状況陥ったのを思い出しました。
なので、今回は、しかも私自身がとても楽しみにしているタイトルでもあるので、のんびりと動画を取っていきたいと思います。
ちなみに、ではありますが、そもそも仕事が忙しすぎて休んでたら、本当にいろいろやばいことになりそうというのも大きな理由であったりもします笑
次に現在、ちょこちょこと配信しているRimWorldについてです。
なんだかんだでシーズン3と、わりとがっつりはまってやっていますが、RimWorldについては、今回のシーズン3を最後にしようと思っています。
RimWorldというゲームは、シンプルでありながらプレイする度に別の表情を見ることのできる、まさに文字通り何度やっても飽きないゲームだと思います。
その魅力からか、私の様な登録者の少ない配信者であっても、ありがたいことに多くの人が見に来てくれます。
ゲームとしての面白さ、見に来てもらえる、コメントもらえるありがたさから、気づけばシーズン3までやってしまいましたが、正直に言うと少ししんどくなってきています。
RimWorldの様なシミュレーションゲームに、特に言えることだと思いますが、本当にがっつりと、システムをすべて理解するレベルでやりこんでいる方が多くいます。
私の配信にもそういった方たちがちょこちょこ見に来てくれたり、コメントをしてくれたりします。
それはとてもありがたいことですし、参考になる部分もたくさんあり、とても助かっています。
ただ、気になっているというか、しんどさを感じるのが、その口調や書き方の部分です。
RimWorldのようなシミュレーションゲームはおおざっぱに言えば、やり方に正解がないもの、あるいは複数のやり方があるものと私は認識しています。
そして、それを思考錯誤しながら見つけていくことこそがその楽しさのだいご味だと思っています。
しかし、コメントをくれる方の中には、どうも自分のやり方がベストだという考え方の方もいらっしゃるようで。
それはそれで、個人の考え方ですし、否定するつもりは一切ありませんが、個人の考え方の押しつけは相手の否定にもつながるということは知っておいてほしいなと思います。
そして、こうした成功体験の押しつけが続くと、当事者は考えることをやめます。わざわざ否定されることをし続けるのは、それ相応の精神力や信念がいります。
私は楽しみたくてゲームや実況をやっているので、そこまでのものを込めてやっているわけではありません。
あるいは、本当にたくさんの方がコメントをくれるような状況であれば、スルーすることもできるのかもしれませんが、私の心情的にそれはすごく嫌なことだし、できる限りきちんとコメントは拾っていこうと思っている中で、指示や命令ともとれるコメントがあると、どうしても無視できないのです。
こうした自分で考えてやっていきたい私とわざわざ書いてくれるコメントを拾っていきたい自分が結構な葛藤を起こしてしまっていて、RimWorldをプレーしていてもテンションが上がらなくなってきました。
私なりに、見てくれている人と一緒に楽しむやり方を模索してはいますが、ちょっと思いつきそうにないので、すごく楽しいゲームだからこそ、帰来になる前にいったんやめようという結論に至りました。
で、いろいろ考えたのですが、自分のほうがよく知っている、経験があることってついつい上から目線になってしまっていることって結構あると思うんです。
この時に当事者にどういう変化があるのか。
これって本当に多くのことに当てはまるなと感じました。
私は、地域づくりにかかわる仕事していますが、その中でよく聞く言葉に「住民に当事者意識がない」「危機感がない」というのがあります。
今回のRimWorldを通しての経験から、ひょっとして住民は思考することをやめざるを得ない状況にあるのではないかと考えたのです。
大学の先生や行政、政治家やメディアからあれこれ言われる。やってきたことへの批判や一方的な改善策の提案もたくさんあります。
これっていわゆる成功体験の押しつけなのではないかと思ったのです。
押し付ける側は善意のつもりかもしれませんが、押し付けられた側からすれば、思考の機会を奪われ、わざわざ言ってくれていることを無視もできないという、走りたくないレールに乗せられているような状態になっているのではないかと。
地域づくりを例えに出しましたが、教育なんかもそうだし、仕事の先輩後輩、上司部下なんかも同じだと思います。
思考の機会が奪われることで、指示をまったり顔色を窺ったりするようになり、主体性はどんどん失われ、何よりも楽しさを感じられなくなっていきます。
モチベーションの上がらない質の低い仕事や活動になるため、成果も大して上がらないというのは、あちこちで見かけられることではないでしょうか。
では、一方で押し付ける側がどう考え、どう感じてるかもきちんと見ておく必要があります。片方の言い分だけでは物事は理解できませんから。
で、考えました。
どういう気持ちであれこれ言うのだろうかと。自分に心当たるケースはあるのではないかと。
いろいろパターンはあるのですが、自分のほうがよく知っている、経験があるから、こうしたほうがいい、こうすると失敗しないという善意的な気持ちが強いように思います。
この気持ちをもう少し深掘りしてみると、特にこうしたほうがいいという部分がわかりやすいですが、自己の経験や知識に対して相手を寄せようとしているのがわかります。
さらにもう一歩深掘りすると、つまり、自己の経験や知識の肯定感を高めるために、正確性を増すために、他人の経験で検証しているという要素もあるように感じました。
相手のために、相手のことを思って、という言葉は、すごく相手本位に聞こえますが、そういう基準、そういう価値感でもってやっているというだけのただのエゴの押しつけだったりします。←すごく乱暴に言えば、ですが。
結果として答えを与えてしまう、示してしまうことは、考える機会を奪うことでもあります。
そして物事を経験していく中で大切なのは、成功することではなく、考えながら思考錯誤をしつつ、自分で選び、自分で決め、結果を経験することです。
ゲーム実況のコメントから、まさかここまで話が広がるとは思ってもいませんでしたが、昨晩布団の中で、自分が感じている不快感について考えている中で、ここまで考えが及ぶことになりました。おかげで寝不足で眠いですが、すっきりした気分でもあります。
話がそれましたが、では答えを与える、示すのではなく、どういう方法がいいのか、ということにも触れておきます。
経験者と初心者の差は、経験の量という部分にあります。もうそのままです。
では経験量の違いが何を生んでいるのかという話ですが、おおざっぱに言うと見える量の違いと見れる量の違いなんです。
経験することで、様々なパターンをリアルに想像できるようになるため、見える量はどんどん多くなります。
また経験するということは、ある種の慣れにつながり、未経験の時に不安感や恐怖感、緊張感はなくなるため、落ち着いて見ることができるようになります。
この見える量と見れる量の違いから、迷っている相手に対して答えを与えてしまうわけですが、そこに落とし穴があるということだと思います。
この答えにたどり着く過程にも楽しさがあるわけなので、その楽しさを得られないということは、そのもの自体への興味を失うということにもつながります。
長々と書いてきましたが、経験者が未経験者や初心者に物事を伝えるうえで大事なのは、こうした答えを探す楽しさを損なわずに、失敗したとしても、しっかりと自分で決めてやったという経験を積むサポートすることだと思います。
たかがゲーム配信のコメントに、と思うかもしれませんが、一緒に楽しい時間を過ごすことができるというのは、とても良い時間の過ごし方だと私は思います。また相手が答えを出すことを手助けするというのは自分が答えを出すことはまた違った経験になり、自分にとっても得るものがあります。
この長い文章を読んでくれた人にとって、何かにヒントになれば幸いです。
命令口調に腹が立った、頼んでもないのにあれこれ指示されるのにイラっときたなど、私の中に心境の変化はたくさんありましたが、私として伝えたいことを見つけることができ、こうして表現できて良かったなと感じています。
RimWorldというゲームの配信を通して、これほどのことを学び、考えることができたのをとてもうれしく思いますし、こういったことも含めてRimWorldってすごいゲームだなと思います。
何よりもここまでしっかり考えて、文章にできたことでだいぶすっきりしました(笑)
その辺も踏まえて、自分なりの節目としてRimWorldの配信はシーズン3でいったん終了とします。すごく面白いゲームなので、また気が向いたらシーズン4をやるかもしれません。あくまでも気が向いたら、です。要望があればTwitterのDMやコメントにお願いします。それで気持ちが動くかもしれませんから。
明日からはエルデンリングと過ごす日々になりますが、その前に仕事をしっかりやらねば・・・。ということで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?