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【毎日日記】11月9日 家から5分の旅館に泊まる

4時半就寝、9時起床。
昨日に引き続き図書館へ。
魔法使いの金剛さんのご自宅に茄子を届ける。
以前は陽の光に当たらず、やみにかくれて生きる妖怪人間のようなライフスタイルだった金剛さんが、早寝早起き、運動と自炊と創作をこなす完璧人間になっていて、すっかり顔つきが変わっていた。
最近早起きできていないので見習わなければ。

13時、昼食を済ませ、昨日に引き続き図書館へ。

本の読み過ぎで腰と目が疲れたら、図書館に併設されている公園を散歩しながら自然の移ろいに目を向ける独居老人スタイルでひとやすみ。

16時、予約していた荻窪の老舗旅館「西郊」さんへ伺う。

女将さんの計らいで、前回泊まった時と同じ部屋を用意してくださっていた。
前回は「お客様」という呼び名だったが、着物を着ているからか、今回は「先生」という呼び名に変わっていた。
「いやー、どうも。締め切りが近くてね」みたいな顔をしてそそくさとお部屋へ。

部屋の窓から見えるお庭が絶景。

スズキナオさん著「家から5分の旅館に泊まる」
この本が無ければ、この素晴らしい旅館に泊まることもなかったかもしれない。家から5分の旅館に泊まるという発想がなかったから。
人生の起点、転機にはいつだって良書との出会いがあった。
若者の読書離れがと言われて久しい昨今…みたいな展開になりそうなのでこの辺にしておくが、この本を読んで感じたのは、坂口恭平さんが帯文に「みんなが気にせず見過ごしてしまいそうな物事や人々の振る舞いを書き記す歴史家」と評するように、常人なら「あれ、こんなところにホクロあったっけ?」となりそうなところを、著者のスズキさんはホクロの位置と数までを正確に把握しているような印象を受けた。

痒いところに手が届く、というよりも「ここ痒いですよね、掻いときました」と言われているような感覚。「確かに言われてみれば痒かったかも」と、妙な説得力からもたらされる新たな気づきによって、ぼりぼり背中を掻かれた後のような爽快な読後感が楽しめる。

旅館を出て、しばし近くの庭園と荻窪駅周辺を散歩する。

18時、11月11日の侍タイムスリッパー応援イベント【サムライ記念日】に向けて作業。

20時、金剛さんと博士と原田専門家さんとリモート会議。イベントの段取りを決めていく。

その後、博士と原田さんと3人で台本の確認。
細部まで丁寧に。

23時、会議終了。 旅館の浴場でひとっ風呂。
風呂を出てふたたび作業に取り掛かる。
旅館という地の利か作業が進む。
次は、家から何分の旅館に泊まろうか。

11月×11日侍タイムスリッパー応援イベント【サムライ記念日】まであと2日。
会場は完売しましたが、配信はございます。
どうかご覧ください。

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