Kの部屋 #83.5 今できること
※スラムダンクの続きを勝手に考えてみる、Kの部屋ブログに勝手に話を付け足してみるブログです。本家の世界観とストーリーを崩さず、シンプルに話を付け足させて頂きました。ご了承くださいませ。
83話つづき。
湘北メンバーがコートに戻る中、
三井だけがまだベンチに座っていた。
三井は以前怪我していた左ひざをさすっていた。
(ここだ。ここで、やるしかねえ。)
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ー三井寿、2年の夏ー
パトカーのサイレンが鳴り響く。
三井は、鉄男のバイクの後ろに乗っていた。
鉄男の前には、不良達のバイクがズラリと並び、猛スピードで駆けていた。
三井「今日の相手はしぶとかったな。警察がこなければもっとボコボコにやれたのに。。」
鉄男は沈黙する。
三井は続ける。
「俺もバイク買ってお前らくらい走れるようになりてえな!」
鉄男が沈黙を破る。
「、、お前、俺たちがどこに向かってるか分かるか?」
三井「さぁな」
鉄男「どこにも向かってない。逃げてるだけだ。」
三井「???」
鉄男「俺はこの環境が好きだがな。本気で喧嘩できる。」
三井「何が言いたい。」
鉄男はバイクの隊列から離れ、進路を変えた。
鉄男「お前は喧嘩に向いてない。喧嘩は捨て身でやるもんだ。お前は自分の体を庇ってる。」
三井「...庇ってねえよ」
鉄男「だったら余計お前は喧嘩に向いてねえ。」
三井「なんだと、、?」
三井はそれ以上言い返せなかった。
鉄男は三井の家の最寄りの駅にバイクをとめた。
鉄男「お前が本当に喧嘩してえなら、俺たちとつるみてえなら、これからも一緒にいてやる。(お前がいるといい女が寄ってくるし)」
三井はうつむく。
「...また連絡する。じゃあな鉄男。」
鉄男はニヤリ。
「じゃあな、スポーツマン。」
三井はカッとなった。
「スポーツマンじゃねえよ!」
ブロロロ、、
三井の声をかき消すように鉄男は去っていった。
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安西「三井君、大丈夫ですか?」
三井「大丈夫です先生。見ていてください 。」
(ここが勝負だ。俺に今できること全部出してやる。)
時を経て完治した三井の左ヒザが、
驚愕のプレーを生む。
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