「褒める」って意外と難しい…効果的な「褒め方」で人間関係を心地よくする方法
こんにちは。KUMIです。
最近、誰かを褒めましたか?あるいは誰かに褒められましたか?
私は小売業界で店舗のCS・ES担当をしていました。その日のミーティングの課題は「従業員のモチベーションの上げ方」
「褒められると嬉しくてテンション上がるよね」
「確かに。コロナ禍でお客様が少ない中でも売上を取れたり、お客様が来店した時に備えて準備している販売員さんがそういう行動を上司に褒められたら頑張ろうって思うはず」
そんな会話から「褒める」とはどういうことなのか勉強しました。そして売場で「褒め合うキャンペーン」を実施しました。
「褒めること」は職場だけではなくパートナーシップやこどもに対しても応用できます。効果的な褒め方をすると人間関係がスムーズになるのです。
私が勉強した「効果的な褒め方」について紹介します。
褒めることができない人が多い理由
日本人の褒め言葉として「謙虚」という言葉があります。「謙虚とは慎ましい、控えめ、自己主張しないと言う意味。この「謙虚」を美徳としている風習がある日本人には「褒める」という文化が受け入れられにくいのです。
また日本人特有のわびさび、以心伝心の文化があります。言わなくても伝わる、態度でわかるだろうと考えている人が多い。良いところを見つけてもわざわざ言うことでもないだろうと思ってしまうのです。
褒めるのが恥ずかしく感じる人もいます。特に年配の男性。私の職場の上司(50代)も「褒め合うキャンペーン」の時、恥ずかしくて褒められないと嘆いていました。
そう言った理由から日本人は褒めることがへたな人が多いのだそう。
褒めるステップ①観察する
褒めるためは「よく観察すること」が必要です。その人の良いところを見つける為です。
人間は無意識に相手の欠点を探してしまうのだそう。自分の悪いところはみたくない、自分のストレスは相手に向けるという防衛本能なのだそうです。
本能なら相手の良いところをみつけることは難しいと思いますが、意識していると視野が広がり、だんだん上手になります。良いところに目が行くようになることは褒めるところが見つかるということです。
褒められた人は「そんなところを見ててくれたんだ!」と感動するでしょう。自信がついてもっと頑張ろうと思う。信頼感も増します。
褒めるステップ②タイミングよく褒める
褒めるタイミングも大事です。1番いいタイミングは、観察して良いところや褒めたいところが見つかった、まさにその時です。1番効果的と言われています。
また、人づてで本人に伝わるのも効果があります。「部長が○○さんのこと褒めていたよ」と聞いたら嬉しいですよね。
はるか昔(もしかして今も言われているのかな?)、「合コンさしすせそ」がありました。ご存知でしょうか?
これは「褒め方さしすせそ」とも言えます。日常的に使えるのです。
「さ:さすが」「し:知らなかった」「す:すごい」「せ:センス良い」「そ:そうなんですね」
これらの言葉を会話の中でさらっと使うというのも効果的です。
褒めるステップ③具体的に褒める
以前、上司Aから「スカートかわいい」と褒められたことがありました。正直全然嬉しくなかったんです。上司Bからも「スカート素敵。いつも思っていたけどセンスいいよね」と褒められました。こちらはとても嬉しくてテンションが上がりました。
上司Aはスカートを褒めているだけ。上司Bは私自身を褒めてくれている。しかもいつも思っていた=いつも見てくれていたということです。
100点をとったこどもに対しても「100点なんてすごい!」ではなく、「毎日勉強頑張ってたもんね、すごいね」の方が正解。
結果ではなく過程を褒めることが効果的。
【まとめ】上手な褒め方は相手を認めること
上手な褒め方をすると相手の承認欲求が満たされます。褒めてくれた相手と親密感、信頼感が増し、良好な人間関係が作られるのです。
心地よい人間関係の人生を歩んでいけたら幸せですよね。
今回紹介した効果的な褒め方で少しでもあなたの人間関係が心地よいものになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。