第三章:データの準備
この章では、F1F4のデータをデータクラウドで統合し、セグメント化するための準備作業を行います。AWS S3のAPIコールには費用がかかることに気づいたため、ファイルサイズが小さいことを利用して、Google Cloud Storageへの移行を後の章で実施しました。
CRM組織の準備
F1F4はB2Cモデルを採用しており、Salesforceでは個人取引先(person-accounts)を使用することにしました。個人取引先は、アカウントと連絡先の項目を組み合わせて個人情報を格納するのに便利です。
データの準備
プロジェクトに必要なデータを含むスプレッドシートを作成しました。このスプレッドシートには、ケーステーブル、個人アカウントテーブル、ファンテーブル、製品テーブル、販売トランザクションテーブルが含まれています。
ケーステーブルと個人アカウントテーブルはCRM組織にロードされます。
ファンテーブル、商品テーブル、販売トランザクションテーブルはAWS S3バケットにロードされ、データクラウドで取り込まれます。
リポジトリの準備
プロジェクトのテンプレートとして使用するGitHubリポジトリを公開しました。これに基づき、CRM組織用のスクラッチ組織を作成します。
※スクラッチ組織を作成するためテンプレート
※上記のスクラッチテンプレートを元にCRM組織を作成:「F1F4」
個人アカウント機能の有効化
スクラッチ組織で個人取引先を有効にするために、`config/project-scratch-def.json`ファイルに`PersonAccounts`機能を含めます。
{
"orgName": "@furuCRM - Case Study F1F4",
"edition": "Developer",
"hasSampleData": false,
"features": ["EnableSetPasswordInApi", "PersonAccounts"],
"settings": {
"lightningExperienceSettings": {
"enableS1DesktopEnabled": true
},
"mobileSettings": {
"enableS1EncryptedStoragePref2": false
}
}
}
組織の作成
スクリプトを使用してスクラッチ組織を簡単に作成できます。このプロセスでは、Data Loaderを使用してCRM組織にデータをロードします。
https://github.com/eltoroit/F1F4-CRM-Org/blob/master/%40ELTOROIT/scripts/nodejs/orgBuilder.jsonc?source=post_page-----1688af51358a--------------------------------
初期データロード
個人取引先のロード: 500人の顧客(ファン)を個人取引先オブジェクトにロードします。
ケースのロード: 274件のケースをケースオブジェクトにロードします。
AWS S3バケット
AWS S3バケットは、CSVやparquetデータを格納するフォルダのようなもので、データクラウドに簡単に取り込むことができます。AWS S3バケットの設定については、関連する記事を参照してください。
この準備作業を経て、データクラウドオルガニゼーションの設定を開始する準備が整いました。データの統合とセグメント化に向けて、次のステップへと進みます。
参考記事:https://eltoro.it/data-cloud-for-administrators-chapter-3-preparing-the-data-1688af51358a
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