都電30系統の終点、向島須崎町の電停が入口だった赤線の街“鳩の町” 2007年6月
玉ノ井が空襲で焼け、一部の業者がここ鳩の街に移って来た時、都電30系統は鳩の街の入口が終点だった。神田須田町から上野、浅草を通り、鳩の町へのアクセスは容易だった。商店街は戦前の道幅のまま隅田川の堤まで延びている。
窓の下にはオフリミットと書かれている。進駐軍の兵士宛に記されたもの。
商店街に並行する赤線のメインストリートだった通り。往時の屋号そのままに桜井という旅館だった。
円柱と細い扉。カウンターかホールのようなものがあったのかも知れない。
商店街の古い写真館。硝子戸に田中写真館とあるものの営業はしていなかった。
細い路地が、さらに細い道で繋がっている。
鳩の街の商店街。戦前の道幅のまま。閉業店舗も多いものの古い定食屋などが営業している。
マーブルタイルによって装飾が施されたお宅。
空き家には不法に住み着く人もあって、不安が多いという。
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