シェアサイクル、ポートも無くなればさらに便利に?
昨年夏、シンガポールに旅行した時、現地に住む友人にもシェアサイクルのことを教えてもらいました。
© FurouchiAya
東京でも区をまたがった貸し借りができるようになったことで、かなり利便性が向上し、私も時々利用しています。日本では所定のポートを探して駐輪しますが、シンガポールでは特にポートなどはなく、ルールを守って適宜駐輪して返却すれば良いとのこと。
その場合、ポート設置コストはかからず、利用者としても自由に返せること自身は使い勝手が良さそうです。ただ、至る所に自転車が転がっているようにもみえる様子は、利用者のマナーなど、課題もあるように感じました。ポートなしの運用にしたとしても、下記記事にあるような、自転車がどこかに集中してしまったら分散させるなど、運営コストはやはりかかりそうです。
消費者にとって嬉しいサービスも、サービス提供者にとって厳しいばかりだと、やがてなくなってしまう恐れもあります。「このサービスはどこで利益が出るのだろう?」などと考えながらお金を使うと、応援する事業に投票するような消費行動につながるのかもしれません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28100790U8A310C1000000/