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この道35年のぱいせん

どうも、ふろりんごです。
本当に毎日寒いですがお元気ですか?

前回、毎日書きそうなノリで
「これからはぽんぽん書いていきます」
と〆てから気づけば1週間…

ありがたいことにたくさんの方から
「次楽しみにしてるよ!」

とメッセージいただいて、
嬉しくて、書きたいことが溢れすぎて
収拾つけかねていました
が、ようやくまとまりました。

取り留めのない記録ですが、
お付き合いください。


晴れて採用

「アルバイトとかって募集されてませんか」

の数日後
重いほどの想いを込めた履歴書を持参。

指示された開店の15分前に行くと、
もうすでにおじいさんおばあさんが
列を成して並んでおられました…

見たことなかった、知らなかった誰かの日常…!
これがこれから日常になるのか、
と少しわくわく。

いつも番台におられる元気なおじさん方は
社長の弟さんか、
数年前に閉業された近所の銭湯の
元オーナーさんだそうで
(彼らについては追々、、)

面接してくれた社長はめちゃ静かで
ちょっと厳しそうなおじさん。

熱く語る気満々だったので少々肩すかされ、
あまり語れませんでしたが、
無事合格(?)、
(履歴書読んでもらえたらいいか、!)
なんとそのまま、念願の
「受付の向こう側」に入れてもらいました!

いざ開店

平日の18:00までの店番を担当するのは、
ここでのパート歴35年、
御年78歳ちゃきちゃきおばあ。

ぱいせん、と呼ぶことにします。

開店と同時に続々と押し寄せる常連さんたちを
ヨォー!とか、
ワーォ!とか言いながら
元気にさばいかれます。

私の働く銭湯のある区では、
60歳以上の方と障害者手帳をお持ちの方に、
月4回分の入浴シールが配布されます
(個人的にめちゃいい仕組みやと思う!)。

開店の瞬間、特に月初めはもう
両腕シールまみれになって皆さんのシールを受け取ります。

シールを取る手が足りないので
お客さんが腕に貼っていってくれるスタイル

店番をしながら、65歳年上のぱいせんから
タオルの畳み方から
少し困ったお客さん対応方法まで
お店のあれこれ、
そして人生のあれこれを教えてもらう。

- その昔、小学校のママ友の誘いでここでお掃除バイトを始めて、気づいたら番台/受付担当になり、この年になってたこと。

- ここのお風呂の改修工事中、オーナーご夫妻がハワイに旅行に旅立たれた故、ぱいせんが毎日大工さんたちにお昼のおにぎり・お味噌汁、3時のおやつを差し入れていたこと、

- 毎朝一万歩散歩してること、

- 定休日の毎週水曜日はスイミングスクールに通っていること

- 16:45にニュースでコロナの感染者数が発表されること。

- 金曜日の16:30からはBSの演歌を見て歌うこと。つけてないと、お客さんに心配されるらしい。

働き始めた当初大学4年、授業も少なくてホントにぬるーく気ままに過ごしていた私は、楽しく健康的な日々のリズムを創造しておられるぱいせんに大きな刺激を受けました。

刺激受けすぎて、私もプール通い再開。

テレビも家ではほとんど見ないのですが、
どんなニュースにもしっかり意見をもってコメントしてる
(プーチンが出てくるたびに、
「この、馬〇野郎!」
って叫んではる)
ぱいせんの隣で、
幅広くいろんな人の意見に触れて、
情報を得て自分の考えを持つ大切さも、
改めて教えてもらいました。

でもこんなの序の口、日々ぱいせんから学ぶこと多すぎて
語り出すとキリないので今回は人物紹介まで。
またぽろぽろ記録します✏️

みなさんお近くの銭湯で心も身体も温まって、
寒い冬を明るく乗り切りましょう♨️

読んでいただいてありがとうございました。

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