30代限界ゲイが彼氏と別れるかもしれない話
こんにちは。30代前半、未婚子なし彼氏あり犬あり持ち家ありのゲイです。
いま現在タイトルどおりの状況下におりまして、久々に筆を取る次第です。
以前までは持病ありゲイのマンション購入記〜⭐︎などといった記事を書いていましたが挫折(そもそも記憶が薄れすぎていて時系列もめちゃくちゃ、思い出せない)、しばらくnoteから遠ざかっておりました。
こちらは気が向いたら続きを書きたいと思います。
そんな私ですが、マンション購入記どころではない、まあまあな人生転換期を迎えております。
この度、人生の6分の1ぐらいを共に過ごした彼氏とのお別れを検討しています。
具体的に言いますと、「別れるかどうかお互い考える時期」に入りました。
事の発端は私です。
誤解なきようにもう少し詳しく言うと、この話を切り出したのは私です。
どちらが不誠実な行動をしたとかそう言う話ではありません。
少し前、と言ってもおそらく一年以上前から自分の中にあった違和感、そしてその違和感が膨らむにつれ耐えきれなくなった息苦しさから、別れることを考えたい、と言った旨の話を私から彼に伝えました。
この類の話をするのは実は二回目で、半年ほど前にも同じようなことを話し合いました。
その際は結局私が気まずさに耐えきれず元の関係に戻ることになったのですが、その後数ヶ月、どうしても拭えない違和感で私の神経はどんどんすり減っていき、今に至ります。
彼のことは嫌いではありません。
むしろ家族としての愛も情もあり、彼が悲しむ姿はできることなら見たくありません。
それでも、彼が私に向ける好意に私が応えられなくなってきていることを感じるようになりました。
彼から触れられること、「好き」と言う気持ちを伝えられること(何年も付き合ってそんなこと言い合うカップルはそういないと思いますが私たちは違いました)、二人の将来の話をされることに対して、曖昧な態度で返すことしかできなくなっていました。
私は友達が多い方ではありません。
彼は私にとって恋人であり、親友であり、家族でした。友達が少ない私を外に連れ出してくれる、数少ない存在でした。
おそらく彼と別れることで、私はより孤独を感じることになると思います。
もうそろそろ恋人と身を固めて、遊びもそこそこに自分たちだけの人生を謳歌するスタートを切ってもいい頃だと思います。(異性愛者の方々はそのスタートはもっと早いですよね。今の時代がどうかは知りませんが。)
それでも私は彼といることが難しくなってしまった。
一番シンプルで、最も重要な土台が崩れかけています。
おそらく彼と別れた後にやってくるのは将来への不安と孤独感だと予想しています。
やはり彼と共にいることを選べば、35年ローンで買ったこのマンションの一室で、決して裕福ではないけどお金に困ることのない平和な二人暮らしを続けることができます。
別れることで、新たな引越しや購入したマンションの売却、犬を一人で面倒見ることなど具体的な問題が現れます。
それらが自分一人の身にのしかかってくることは、正直とても怖いです。
また前述のとおり何年も共に過ごした彼に対する情は、きっぱり断ち切れることはできず、彼に対する罪悪感はしばらく拭えないと思います。(もしお別れすることになっても、彼に対するフォローやケアは必要だと思っています。)
それでも新しい道に進む価値が自分の未来にはあるのか、これからちょっと考えていきたいと思います。
ジェーン・スーさんと堀井美香さんが毎週金曜日に配信されている「OVER THE SUN」と言うポッドキャスト番組をよく聴いています。
過去の配信回で、「人は不安より不幸を選ぶ」と言うお話があり、まさにそのとおりだなと思いました。
不安に打ち勝って行動し、不幸を打ち破ってこそ掴める未来があるといいなと思います。
オーバー