映画 | 12モンキーズ
ラスト、素晴らしい…。
感傷的、煽情して刺激するようなことがなくて、深く感嘆しました。
ラストに到るまでのストーリー展開、緻密に練り上げに練り上げられているところ、観ている間にこのシーンはどうしてっていうところが実は!というところ、何度も感嘆の声を洩らしてしまいます。
ブルース・ウィリスさん、ブラッド・ピットさんが人気絶頂の時期に、オファーが殺到しているであろうなか、ギャラではなくて本作への出演を熱望していたって、改めて言うことではないけど只者ではない俳優さんたちですね。
繰り返しタイムリープを繰り返すので、主人公ジェームスの在る時代が矢継ぎ早に変わっていくことから混乱してしまうこと、必至。当事者自身、ジェームスと同じ視点で混乱させられるので、傍観者ではいられなくてみずからも没入してしまいます。
それぞれの時代へタイムリープ、それぞれの時代に関わったことや行動が影響を与え、ちょっとづつ、ちょっとづつつながっていくところ"アハ!体験"し続けるから休んでいる暇はありません。何でかな、って疑問と、その印象が上書きされる前に、ゆっくりと解ける雪解けのような感じで答え合わせさせてくれます。プロット、映像、登場人物たち、それぞれから受ける印象が際立っている。
これまで観たことのないブルース・ウィリスさん、ブラッド・ピットさんを観ることができ大満足。
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