映画 | インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
アマプラで「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を観てみました。オスカー・アイザックさん見たくて観始めたらキャリー・マリガンさんやアダム・ドライバーさんまで出演していてびっくり。
売れないフォークシンガーの数日間を描いています。オスカー・アイザックさん演じるルーウィンは顔はかっこいいし、歌はうまいけど、問題多すぎます。すっごく貧乏で家はなく、友人知人のお宅を転々とー。友人の彼女へちょっかいだして妊娠させちゃうわ、お金を返すあてがないのに貸してくれって言うわ、えぇっとげんなりしちゃいます。何もかもうまくいかない、時折感情が高ぶって人を傷つけることをいっぱい言い放つし。
でも歌声はきれい。歌っている姿がもう何というのでしょうか、ほのかに哀しくみえたり、そんな姿や歌声が魅力的にみえてしまって、げんなりしながら最後まで何とも言い難い感情を抱きながら観ていました。どんなことを伝えたいのかな、何かメッセージがあるはず、何かを感じたいー。そう思いながら観ていたのですが、
オスカー・アイザックさん、こんなダメな人演じているのに、かっこいいな、魅力的だな、歌うますぎだわー。ダメなのにどういうことなのでしょうねぇ。
キャリー・マリガンさん、綺麗で時折、清らかな笑顔や何とも言えない哀しい表情をみせたりするのに、罵詈雑言の嵐が凄まじくてびっくり(愛らしいのに)。
アダム・ドライバーさん、ちょい役で衝撃。「ぷ・ぷー」がもう、インパクトあり過ぎてこれからの見方が変わってしまって(ぷ・ぷー)を思い出しそう(笑)。
あと猫ちゃん、可愛らしいのです。名前、ユリシーズ(ギリシャの英雄、知勇兼備の名将)。どうしてこのお名前なのかな、ちょいちょい脱走するとこが草。
というわけで、本作のことよく理解できていないのです、悲しい。
オスカー・アイザックさんがダメ男を演じても、魅力があり過ぎる。ダメな男だなぁっと思うのですが、でも隠し切れない素敵男性オーラを満喫させていただきました。イケメンで歌も上手いって、もう神の領域。ここまで突き抜けていると嫉妬など感じず、ただただ魅了されるのみでした。
夢を追い続けて、でも叶わなくて、もう諦める…。けどけど、やっぱり。というところが切なくて。思い返してみるとそこが本作のとってもいいところだと思う。