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映画 | ケイコ 目を澄ませて
こんばんは。
「ケイコ 目を澄ませて」を観ていました。
画がざらざらした感じだったので、ネット環境かなと思ったら16mmフィルムで撮影された作品なのだそう。少し驚きましたが、あっという間にしっくりとします。作品の雰囲気、趣に寄り添うような感じがして…好き。
次に音
主人公は耳が聞こえないので"音"ー
大事にされているように思いました。色んな音が聞こえていて…あるいは聞こえない、話さない。手話での会話シーンはいっぱい色んなことを話したり、感情豊か。
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主人公に関わる人たち、
皆さんあたたかい、やっさいいひとたちでほっとします。
会長、トレーナーの松本さん、林さん、会長の奥さま。ケイコの弟、弟の彼女、ケイコのお母さん。
ケイコの取材で会長へ記者がインタビューするところ
その質問は聞いていて何かひっかかるようなことを聞いてくるのですが、会長の受け答えはいずれも愛情いっぱいでうれしくなりました。
トレーナーの松本さん
武骨で寡黙な見た目だけど、ケイコへのトレーニングの密度ときたら!教える相手のことをよく、よく考えているなぁ、親身!!そして熱いひとでした。
トレーナーの林さん
でっかい、強そう、会長に次ぐトレーナー。松本さんより表情豊かで、ちょっと怖い(真剣だから)けど、気配りのひとなのだと思います。ぐっと堪える、堪えないといけないことが多く、大変でした。やっぱり熱いひと。
ケイコの弟くん
やっさし~…広い、心が広い大きい~。
ケイコのことを心配して何かと話しかけたり、姉のケイコから邪険に扱われてもほっとかない、怒らない、投げ出さない。姉からすると頼りないと思っていたり、だらしないと思うことあるのでしょうけど。しっかり者の弟くんで素晴らしい。
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お互いがお互いのこと
大事に大切に想っていて
心がじんわり、ぽかぽかとしてくる…
あたたかな作品でした。