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生命感あふれる季節
こんばんは。
今日は久々にいい天気でお昼から少しジョグしよ、っと出かけたのですがあまりの暑さにふらふらに…。2/3ほどただの散歩になってしまいました。朝早めか夕方のほうがよさそうですね。
でも、タイトル画像のように清々しい空模様だったので、暑さでふらふらにはなったものの、気持ちのいいひと時でした。
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ジョグが終わってからはシャワーを浴びてすっきりしたところで、、、今度はNetflixで「ドラゴン・タトゥーの女(原題:The Girl with the Dragon Tattoo)」満を持していよいよ観ていました。だいぶ前からマイリストへ登録していたのです、やっと時間作れたっ!うれしいっ!!
オープニングから衝撃。ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oさんが歌う「移民の歌(Immigrant Song)」とともに、タールのような黒い液体にまみえれた男女の姿。なんとも言えないおどろおどろしい映像で、のっけから作品の世界観に引きずり込まれます。
天才ハッカー リスベットは序盤から悲惨な目に遭わされてしまい、もう本当に嫌なシーン。ここだけではなくて女性蔑視と暴力が終始つきまといます。
リスベットを演じるルーニー・マーラさんはすごく華奢で小柄な女性で、男性が触れると壊れてしまいそうなのですが、ちゃんと痛快な逆襲シーンもあったりします(もっとやってもよかったと思うっ!!)
ダニエル・クレイグさん演じるミカエルは知的で紳士な社会派ジャーナリストなのですけど、007とは違って終始リスベットが上位でリードしていて、リスベットの強さやミカエルに対する優しさなど、ミカエルとの対比でわかりやすく、軟弱ミカエルさんをダニエルさんが演じていたのは意味あるキャスティングだと感じました。
リスベット、本当やさしい…
作品の中では"男性優越主義に基づく女性蔑視&暴力"がとにかくひどく、観ていて本当に気分の悪いことがたくさん描写されていて、途中観続けることが辛くなってしまいます。
リスベットが報われる出来事は少なくて、観ていてすっごく切ない…。人とのコミュニケーションが苦手だったり、強い男性不信だったり、でも仲良くなったひとのことはとても強く信頼して何も見返りを求めず、何も言わずに助けてあげたり。不器用ですごく繊細で傷つきやすいところなどなど…。
でもでも、デヴィッド・フィンチャー監督の作り出すこだわりの映像、キャスティングの妙、原作の優れたプロットなど相まって、観終わった後、心に強い印象が残る作品、でした。
リスベットの不器用なところ、とにかく"ずっきゅん"。あぁ、もうなんと表現したものか、もどかしい…。