LIONESS!
「パーフェクト・ケア（原題：I Care a Lot）」を観ました。
今週か来週かな、っと考えていたのですけど近隣の映画館、今週金曜日に終演だとわかり、慌てて観に行ってきましたー。
法定後見人とは、認知症などにより判断力が衰えたり、自身のみでの生活を営むことが困難な老人を支援するのが仕事です。
本作の主人公マーラは裁判所からの信頼厚く、多くの高齢者たちを支援する法定後見人ですが、医者や介護福祉施設などと結託していて何ら支障のない高齢者を「保護」してその資産を搾取するという、とんでもない悪徳後見人なのです！
登場する人々、皆、悪ばっかりで、よくもまぁこんなに悪辣な人たちが揃たったものだなぁっと感心します。
テンポがすごくよくて、前半調子よく高齢者から資産を搾取するマーラとそのパートナーのフラン（ベイビー・ドライバーでダーリン役をされていた）。結託している医者、福祉施設の所長もまたまた悪辣だし、強欲。対価は常に「金」で、その上で相互に信頼関係が出来上がっているところなど凄いです。
マーラは信念を独白したり、危機的な場面で応えたりしているのですが、その信念、行動原理は終始一貫していて、観ていて清々しさを覚えてしまうほど。
最後まで展開は早いし、ドキドキ・ハラハラするし、マーラの何というか強靭な精神力や果敢な行動力、窮地に立たされても決して折れない・諦めないところなど、まさに「LIONESS」。
とても面白い作品でした。「めちゃくちゃ面白い、観たほうがいいよ～」っとお勧めいただいて感謝！！
パンフ、ないのですねぇ。
「パ、パンフ、パンフ～( ﾉД`)ｼｸｼｸ…」っという気持ち、心ならず私も体験してしまいましたよ…。