JUNK HEAD(2021)
SFストップモーションアニメ「JUNK HEAD」を観てきました。
観る前はストップモーションアニメということで、カクカクした感じの映像なのかなぁっと想像していましたが、キャラクター達の動きは滑らかで驚きました。
キャラクターたちの魅力はもちろんのこと、緻密なセットやキャラクター達のセリフが遊び心満載でちょくちょく、クスっとするような場面が散りばめられていて楽しいのです。
六角さんみたいなキャラも登場、まぁ憎たらしい(笑)
ラストに向かっては壮絶なバトルシーン、カメラワークやキャラクターたちの動きが凄い、もう驚嘆します。
始まってしばらくは作品の世界観に馴染めず少し戸惑ったのですが、中盤には没入していたのだと思います。
「ポッコリーノ♪、ペッコリーノ♪」
と、エンディングで脱力したところで作品の世界から意識が戻ってきた感じです。
登場するキャラクターたちの造形はグロテスクだったり、可愛いかったり、物語が進む中で愛着が湧いてきて、最初のころのイメージとすっかり変わってしまったり。
おバカキャラだと思っていたキャラクターたちのこと、終盤大好きになっていて、大変なシーンで気づいた時には心から応援していたりと、あっという間の時間でした。
パンフ、普段は購入しないのですが観終わった後、家に帰宅してからまた作品の世界観を感じたくて、帰り際に思わず買ってしまいましたよ~。
このパンフ、監督自ら製作されたそう。JUNK HEAD制作中、監督が常にみていたであろう悪夢を垣間見た気がします。
とりあえず必ずやりきると決めていました
手を出しては、全て中途半端に終わっていた
今さら自分が頑張ったところでしょうがないと考えてしまっていた
でも、やりきったのです、凄い!
ギレルモ・デル・トロ監督が絶賛したことも頷ける、熱い「情熱」と「狂気」を感じさせてくれた、良作♪
映画館で観ることができて大々満足っ(>_<)。