運び屋(2019)
クリント・イーストウッド監督「運び屋(原題: The Mule)」を観ました
園芸家として著名だった老人がちょっとしたきっかけから麻薬の運び屋を引き受けてしまい...というストーリ
中盤までは麻薬カルテルの運び屋として、大量のコカインを運ぶ凄腕「運び屋」の話しとは思えない荒唐無稽ぶり(=_=)
監督演じるアール、とんでもお爺ちゃんなのです
・好きな音楽をかけて歌いながらのんびり大量のコカインをお届け
・コカインを運んでいる途中、宿泊するモーテルへ美女二人と仲良く...
・監視役の構成員と仲良くサンドウィッチを食べる
・ボスから屋敷へされて接待、またまた色々な美女と仲良く...
とても80代後半の老人とは思えない活躍ぶり...(=_=)
でも流石、名匠クリント・イーストウッド監督
ただただ人生を謳歌する老人ではなく、これまで仕事仕事で家族を顧みなかった老人がこれまでの償いをしようと奮闘します
別れた元奥さんが余命幾許もない状態に陥り、仕事か家族か選択を迫られ...最後の最後、本当に大切なことに気づきます
「家ではダメなヤツだった」
「なんでかわからない、でも居てくれてうれしい」
「愛されるのにお金持ちになる必要はなかった」
「あなたがそばにいてくれれば、それだけで幸せ」
とんでもない映画なのですが、大切なことって何なのかを教えてくれる、そんな優しい余韻を残してくれる作品でした
「何でも買えるが時間は買えないものだ」
本当、そう思います
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