メキシコの闇をもたらしたアメリカのメキシコ侵略
メキシコ大統領選挙で出馬予定者たち38人が殺された。
襲撃事件が321件起こっており、その背景には麻薬カルテルが存在している。つまり、癒着政権じゃないと許さないというわけである。
だから、メキシコには民主主義は存在せず、あるのは麻薬主義だということになる。これがメキシコの現状である。
では、なぜ、このようになってしまったのかといえば、その陰にはアメリカがある。
メキシコの国土は日本の5倍近くあり、人口はほぼ日本と同じである。
人口比率はスペインと原住民の混血が60%、先住民(インディオ:アジア系)が30%、ヨーロッパ系が9%という割合になっている。
麻薬カルテルに支配されている国なので犯罪多発国家であり、みせしめのための残虐な殺人も多発しているというとんでもない国である。
「目には目を歯には歯を」
それがルールだ。
麻薬組織を摘発する自警団。
麻薬組織による犯罪から守るために、メキシコのアボガド生産業者3000人余りが再び自警団を編成。
しかし、「自警団は新形態のカルテルになってしまう。実態は犯罪組織です。誰もが何らかの形で不正に関与している。自警団とカルテルは結局、同じ穴のムジナ。麻薬売買で得た資金が自警団の活動資金に回る。麻薬売買は政府の一部でもあるのです」(出典:産経新聞)。
こうしてメキシコのカルテルは公権力を手に入れて武装軍隊化していった。
だから、現実には、ほぼ、全国民が何らかの形で麻薬組織と繋がっている、国全体が麻薬カルテルそのものになっている。殺人率は10万人あたり28.18件(日本は0.23件とその比率は100倍)と殺人が日常茶飯事の国である。
カルテルの目的は麻薬をアメリカに売って儲けることである。
さて、300年間もスペインの植民地だったメキシコだけど、本来の領土は今の3倍あった。
なぜ、メキシコは領土を失っていったのか?
犯人はアメリカである。
例えば、今のテキサスもメキシコ領だった。アメリカはアメリカ系の人間をテキサスに移住させていって、独立運動をおこし、結局、アメリカに併合するという形でテキサスは奪われてしまった。
これが古くからあるヨーロッパ人の手法なのである。
だから、今、中国がウイグル、チベット、内モンゴルを暴力で併合していたとしても、ロシアがウクライナに進攻したとしても、アメリカはその蛮行自体を非難できない。同じことをしてきたからである。
結局、なんだかんだ言っても「暴力は強い」。
世界は弱肉強食!
そもそも、人間自体が一種の生物ですからね。
暴力を使えない民族は浸食されてゆく。
「暴力はダメだ」と叫んでいるお花な日本人たち見ているか、聞いているか。「暴力はいけない!暴力では何も解決できない!」は敵の攻撃力を奪う侵略者たちのプロパガンダであると気づいていますか?
現実に中国人に土地を買い漁られ、半島人に政治を支配されているでしょう。今でも、充分に変な国になりつつあるのに、更に変な国になってしまい、やがてわけの分からない国になってしまう。
「バカすぎないか日本人」というのが現実である。
ただし、日本は既に、蝦夷討伐(東北の豪族討伐)などの「弥生人によって縄文人が駆逐された」という歴史を持つ国なので、弱肉強食が展開された国なので、いつ、民族が変節していったとしても、世界水準になったというだけで特に悲しむこともないのかな、という感じはある。
しかし、その一方、日本人は決して大人しい民族ではないので、いずれ、日本にも私的制裁を公言する、必殺仕事人風の自警団みたいなのが現れても不思議ではない。
さて、メキシコの話に戻ると、さらに、アメリカは浸食をやめない。
今度は国境線を問題にする。
結局、やっていることは今の中国と変わらない。
世界史とはそういうものなのです。
「清く、正しく、美しく」なんて、無能の怠惰な夢想でしかない。
そういうものだと理解しておかねばならない。
アメリカがふっかけた無理難題の国境線。
ここで領土争奪戦としての米墨戦争が勃発する。
結局、メキシコはボッコボコにされて、
カリフォルニアとニューメキシコを奪われる。
は?
何が夢のカリフォルニアだ。
泥棒たちが強奪品に喝采をあげるドロボーの歌じゃないか。
こうしてメキシコの領土は3分の1になってしまった。
つまり、メキシコの怒りはウイグルやチベットの怒りに似ている。ただ、メキシコにはコロンビアから入ってくる麻薬という武器があった。
かつては、中国もイギリス(元アメリカの宗主国)にアヘン(イギリスの植民地インド産)を売り込まれ、それを拒絶したら、「我々は損をした、賠償金を払え」と無理難題をふっかけられた。
そこで戦争が勃発したが、清朝は敗けて膨大なお金を取られ、同時に香港も奪われた。
イギリスと中国、アメリカとメキシコ。
共に麻薬がからんでいる。
違うのは、侵略者イギリスはアヘンを中国に売りつけたが、メキシコは侵略者であるアメリカに麻薬を売りつけているという構図である。そして、アヘンで苦しめられた中国がフェンタニルをメキシコ経由で、アメリカで売りさばいている。
「米下院の中国共産党に関する特別委員会は16日、中国が麻薬鎮痛剤『オピオイド』の一種であるフェンタニルの生成につながる化学物質の製造に直接補助金を出し、米国のオピオイド中毒危機をあおっているとする報告書を出した」(出典:ロイター)。
これも米中戦争になりえる一因である。
当然、アメリカもきづく。
これは、アヘン戦争の逆バージョンである。
さらに、メキシコがテキサスでやられた移民の逆バージョンである不法移民の流入もある。中国も莫大な人民を不法移民として送り出している。果たして、日本のようにうまくいくのか。
「不法移民は税金も払わず社会に埋没。米国の白人労働者の考え方では、不法移民は納税という国民の義務を果たさずに社会保障にただ乗りしているので許せない。これは侵略だ。戦争だ。不法移民と麻薬の流入をこのまま許せば国が崩壊する」(出典:産経新聞)。
えっ?って感じですね。
それを先にやったのはアメリカでしょ。
その戦法でテキサスを奪ったのでしょ。
結局、今のメキシコは、ほとんど北朝鮮化している。
自力でまっとうな国に戻ることは、ほぼ不可能だろう。不法移民の取り締まりも容易ではない。なぜなら、メキシコとアメリカの国境線は3141キロもあるから。しかも、国境線は歩いて渡れる程度の小川であることが多い。
これどうするんでしょうね。
万里の長城でも造りますか?
万里の長城の長さは21,196.18キロメートルですから、そのわずか14.8%で済みますが。ただし、移民をさえぎる壁はリベラルの人たちが反対している。
で、リベラルの人たちは解決策を持っているのでしょうか?
持っているわけないですよね。
メキシコの拘束されている不法移民の数は毎年200万人。
拘束されているだけでこの数字ですから、どれだけの人が不法移民しているのかは誰も分からない。
メキシコで働いても1日5ドル。
アメリカでは1日120ドル。
その差は実に24倍。
これでは、誰もがアメリカを目指す?
どちらにしても、世界はヤバイ!
どんどんヤバくなっている。
これが現実です。
アメリカに支配されている日本?
正しくはグローバリストに支配されつつある日本です。
自民党はもうダメだ!
否、ダメなのは何もできない日本人でしょ。
日本人でない政治家を当選させる日本人でしょうが。
責任転嫁はよくないのではないでしょうか。
これでも読んで、意識と行動改革を果たして欲しい。
ま、少なくとも知識だけは持っておくべきではないでしょうか。
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