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高齢者は頭が悪いわけではない「生物幼体と生物成体の脳的相違」

生物幼体の知能は流動性知能と呼ばれます。
いわゆるIQ知能です。

カメラアイのように「見ただけで覚えられる」という知能です。

無思考で丸覚えできるから、「若い人向け」の「コピペデータだけで合格できる受験」や「難解なIT言語を無理解で丸暗記して使えるITエンジニア」には有用な知能です。

IQ知能の限界は25歳までとされています。

25歳から、徐々に流動性知能は劣化してゆき、35歳で、ほぼ無くなります。

なので、ITエンジニアは30歳を超えると新しい言語やデバイスなどの対応に遅れを取り、有力な人材とはみなされなくなります。競争の激しい中国では、「30歳を超えるとIT失業者になる」とまで言われています。

生物も幼体時には、「無条件で敵と餌を覚えてゆく必要がある」のでIQ知能を備えていますが、成体になるとIQ知能を捨てます。

理由は、IQ知能では変幻自在の敵に対応できないからです。

「敵の新たな攻撃スキルを覚えた!」という時点で、既に捕食されているので、知識は意味がないのです。

なので、敵を見た瞬間、「どのようにして逃げるか」「どのようにして倒すか」という未知の方法を構築してゆく必要があります。或いは、その方法を他者の行動を見て学ばねばなりません。

このような「過去の体験(知識)を活かして新しい方法を構築」してゆく能力を結晶性知能といいます。

亀の甲より年の劫。

しかし、高齢者が新しい知識を覚えるには時間がかかります。

それは結晶性知能の常として、「これで正しいのか否かを何度もチェック」してしまうからです。これが幼稚なIQ知能を卒業したことの功罪です。

「納得できないと動けない!」

正しいことなのですが、ITのような流動性の高い分野では苦戦します。

だから、ITのような「覚えたら勝ち」というローレベルのことは幼体の若者から手取り足取り教えてもらうか、代行してやってもらうのが一番です。

元プログラマーで、近年でもandroidアプリを作ったことがある私でも、目が疲れるし、丸覚えに時間がかかるし、ITは嫌いです!

ITは若い人に丸投げでいい!

おーい、誰か、若いのきてくれ~!


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