技育祭(Geek SAI)のイベントレポート(Day1)
こんばんは、ふりかけです。
2020年7/4(土)-5(日)にオンラインで開催されていた「技育祭」に参加しました。こちらは学生向けのテックカンファレンスだそうですが、若手のエンジニアにとっても参考になる話が多く、勉強になりました。そこで話されていた内容を簡単にまとめてみました。
(参考)Day2は以下でまとめています。 松尾豊さん、増井俊之さんの講演を聴きました。
1.学生エンジニアの生存戦略 まつもとゆきひろ
Ruby開発者 まつもとゆきひろ
・社会のルールは学生時代のそれとは異なる
学生時代は100点がある減点法の世界。そこでは正解の知識を教わり、苦手を伸ばそうとするだろう。しかし、これからの社会は限界がない世界。暗記することではなく、アウトラインとインデックスを理解すること、自分の得意、不得意を認識することが求められる。限界を突破するためにはモチベーションが鍵。仕事のモチベーションを高める戦略をとる。
・Win-Win関係を理解する
Win-WinもしくはNo deal。場合によっては我慢せず、逃げることも必要。目的を明確にし、目的のない理不尽は拒否する。相互リスペクトできる関係を構築する。20代の判断は重要、空気を読んだりせず、真剣に考える。
・パターン認識を強化する
成功者の得意なことはパターン認識。同じことはできないが、抽象化して直接的ではない利用をする。抽象化にはモレも生じる難しさもある。社会の理不尽を認識し、改善(もしくは拒否)する。
その他、コネクティング・ドット、得意なことをつないでいく、笑顔で機嫌よくしていることも大事、コントロール意識が生産性を高める、などなど。
2.プログラマ武装化計画 〜遅咲きプログラマの勝ち抜き戦略〜 成瀬允宣
GMOインターネット株式会社 デベロッパーエバンジェリスト 成瀬允宣
・ビハインドを巻き返す
プログラミング教育がスタートし、プログラミングの素養がある人はこれからもっと増えるだろう。自分よりもできる人に追いつくためには1日1歩ではなく、1日2歩以上の成長しないといけない。そこで、複利的な成長を目指す。
武装化戦略において、Lvは経験、装備は知識。強いところをより強く、まずはスペシャリストを目指すべき。努力でなんとかできる世界なのだから、帰宅してからの時間を有効活用する。
・力を証明する
確かな腕というのは見えずらく、伝わりづらいもの。困難は成長のための試練。自分に解決できないような問題は、そもそも自分には起こらない。自分に降りかかる困難は、ちょっとの努力が必要な、自分に相応のもの。
・アウトプットの機会をつくる
間違ってもいいから取り組むのではなく、本気で取り組む。その結果が間違いでもそれは仕方がない。やったことがないことでも、とにかく手を挙げる。武器=知識は使えば使うほど手に馴染むもの。
・卍型人材になる
ひとつの分野だけで差別化するのは難しい。来た球は拾い続け、複数の武器を持つ卍型人材になる。
・ファンをつくる
自分のファンの存在は最強の矛と盾になる。ファンをつくるために求められるのは謙虚さ。相談されたらわかることは一言でも教える、常に見られていることを意識する。
(参考)スピリットベンチャー宣言
3.(自称)GAFA社員は教えてくれないIT業界のリアル マスク・ド・アナライズ
イキリデータサイエンティスト マスク・ド・アナライズ
・IT業界も様々
一概にIT業界といっても、SI、Web系、外資系、事業会社、スタートアップと様々。SIはビジネスモデルとしては安定しているけど、仕事の魅力は。。一方、Web系は仕事は魅力的に思えるが、ビジネスとしては大変で失敗する企業も。。などなど。会社によってビジネスモデルが異なり、自分にとってのメリット、デメリットも異なるはず。どこの会社がいいですか?とか言ってる場合じゃない。自分で見極め、見つけること。
・転職探しと情報収集
情報を得るには行動が必要。時間を割くかの基準は価値があるか。相手にとってのメリットを提示する。礼儀正しくする、事前に十分な事前調査する、自分は何ができるか明確にしておく、アウトプットを作っておく。
・アントニオさんの教えに学ぶ
明るい未来が見えません。。とか言っている場合じゃない。継続は力。自分はIT業界でエンジニアをやるんだという意志を持つこと。
(参考)猪木問答(第2幕)