職探し奮闘記 〜 その2(面接苦行編)
(この文章は2015年の10月に、就職が決まって初出勤を待つ間に書いたものです)
ディズニーのリクルーターと話した次の日、また別の、リクルーターがセットアップした会社の面接に行きました。
電話面接無しで、最初っからその会社に赴くという、今思えば珍しいケース。法律関係がクライアントので訴訟のケースを扱うソフトを開発している会社でした。
Encinoにあって、場所的には近くてかなり良かった。
初めて実際に面接の為に赴く会社に、相当緊張。
始めにマネージャーの人と話をして、そこは和気あいあいと話すことができ、どんな経緯でプログラマーになったのかなどなど、結構長い話になりました。
そのあとに、技術チームのリーダー的な人にバトンタッチされ、技術的な質問を一杯された。例えば、DBにて、PKとユニークキーの違いは何ですか、とか、ジェネリックを使った事ありますか(無い人なんているのか?)?使用例を挙げてください、などなど。最後に小さい紙を渡され、文字列をリバースさせる関数を書いてください、と言われた。色々小難しい事聞かれた後に、ここにきて超簡単なコーディングテストにイマイチ困惑気味。
もちろんその技術用語が表しているものは、知っているし、できるし、使っているんだけども、私の技術用語の理解の曖昧さ加減が露呈した感じになりました。。この意味はなんですか?と聞かれると、はて、改めて聞かれると、何と答えていいのやら??となって、もちろんその技術用語が表しているものは、知っているし、できるし、使っているんだけども、家に帰ってから調べてみると、何だ、基本中の基本の事じゃないか、、という事ばかり。。
つまりは、すっごい基本がまるでわかっていない、アホなプログラマーに映った訳であります。
初めての面接でしたが、そこからも以後音沙汰がありませんでした(T_T)
同じ日に、コリアタウンにある財務系ソフト会社(韓国系)の面接をはしごしました。
アジアンな2人と最初に面接をしたのだけど、一人はじーっと履歴書を眺めた後、
「一体なんでリクルーター使ってる訳??」
と、ちょっと見下し気味に突然聞いてきた。。
何て失礼な聞き方なんだ??と思ったけど、一応ちゃんと説明して、「あっそう~」みたいな感じで納得したようだった。
その人からさらにもう何問か質問されたあと、その人は途中で退席しました。
そこからもう一人の人と、履歴書の内容を話始め、割と最初のほうで、どのくらいのサラリーで探しているんですか?
と聞かれ、正直にこのくらい、と言ったら、何も言われなかったけど、目を丸くされた。。
多分予算オーバーだったのか、そっから速くて、あっという間に面接終わった。コリアタウンまで来たのに、正味15分ほど。。
その次の日は、予定されていた、ディズニーのマネージャーの人と電話で話をしました。
男性で穏やかに話す人で、それだけでちょっとリラックスできた(笑)。
もちろんソフトウェア部門のマネージャーさんなんだけど、話した感じでは、もしかしたら彼自身はそれほどゴリゴリのプログラマーだった経験はないのかもしれない、という印象を受けました。
話す内容も、こちらを厳しく審査している、という印象をあまり受けない。
「このPDFレポートって、何を使って書いたの?あ、いやね、最近こっちでもレポートツールを探しててね~」
とか、
「出社は8時から10時の間だったらいつでもいいよ。君は朝方?夜型?」
とか、なんか、ホンワカしていた(笑)。
30分ほど電話で話して、
「では来週リクルーターから連絡が行くと思うから。」
と言われて終わった。感触は、、さっぱりわからなかった(笑)。いいのか悪いのか。。
そのまた次の日の朝は、別のリクルータがセットアップした、Forever 21の人と電話面接でした。
ペイが私の希望よりも下回るけども、それでもよいか、とリクルーターに聞かれ、今はもう何でもよい、という事で、取り次いでもらう事に。
調べたら、Forever 21は、韓国系の会社らしい。どうも、アジア系の会社はケチな所が多い気がする。。(笑)。
電話面接したのは、何か勢いのある男の人で、正直、ビビりました。。
電話では技術的な質問のオンパレードで、ちょこちょこ私が質問に答えられないでいるのに、電話の向こうで眉をひそめているのが見えるような感じでした。
「大きなチームで働いたことがないっていうのが、心配なんですよ。じゃあ例えば、エラーを見つけたらどうしますか?」
とか聞かれたので、どうやってエラーをあぶりだすか、基本的な手順を説明したが、
「そうじゃなくて。エラーがあったって、自分の担当じゃない事も多いでしょ。どのように他とコミュニケーションを取るの?」
とか言われて。でも、大勢で働いた事ないんだから、全く状況がイメージできないし、どんなチームがどんな事をやっているのか、どんなツールがあるのかもわからないのに、どのように?って言われたって、答えようがない。。メールで?みたいに言ったら馬鹿にしていると思われるだろうし。。
結局質問の答えの方向性が分からないでまごついていたら、
「あなた、Stackoverflowはよく使う?」
と聞いてきた。その質問の意図はわかった。。
そのサイトは、「答え」の載っているサイトとして有名で、コードの意味も理解せずにそこからコピペしてプログラムをつぎはぎするプログラマーが結構いるのだ。そういったプログラマーは、プログラムできるように見せていて、深い知識がないので、ハリボテなのだ。
それでその面接官は終いには、
「あなた、コピペ・プログラマーでしょう?」
とか言ってきた。。流石に、そこまで言われたらショックで、もう絶句するほかなかった。。いや、号泣。しかも、
「この業界は男性ばかりの職場だ。女性は、もっとアグレッシブにならないと生きていけないよ。」
と、お説教まで食らった。。
電話終わった後、しばらく放心状態でした。。(笑)。ここまで侮られる理由は何なんだろうか??分からなくて悲しかったです。
最初の週はそんなんでがっくりきて、次の週には何の面接の予定もなく、
ただ他のリクルーター達に会いに行っただけ。
ちょいと意気消沈気味に、そんな残念ストーリーを友人達にしたら、ある友人から
「何言っているの?インタビューに呼ばれるって事がまずどれだけ大変か分かってる??
一週間にそれだけあっただけでも快挙よ!」
って言われて、ちょっとだけ立ち直りました。
自身がプログラマーを雇う立場にある別の友人は、
「質問されたからって、その質問に答えるだけじゃだめ。その質問に答えるところから、どうやって自分がそのポジションに最適かを探しだして、プレゼンして、売り込まなきゃいけない。」
と言われ、そんな高度な事できん、、と思ったけども、できる限り参考にする事にしました。
他の友人らも、面接の後はサンキューノートをメールする事とか、知らなかった面接Tipsをくれて、色々勉強になりました。
一番難しいのは、自信なくても、自信を持って、自分は最高!と売り込む事。。アメリカ人は得意技だろうけど、私には本当に難しい。
もうここはなりふりも構っていられない、というような状況になり、LinkedInとにらめっこしてました。
その時ふと、昔から何だかんだ、ちょこちょこ面倒を見てくれているLA Valley College時代の教授のプロファイルが目についた。
そういえば、LinkedInを紹介してくれたのはこの教授だった。
そういえば、一番最初に履歴書かいて添削してもらったのもこの教授であった。
そういえば、この方、以前ディズニーに勤めていた。
そういえば、私この人のプロジェクト以前手伝ったことあった。
そういえば、以前の仕事に関しても、色々アドバイスくれた。
と、色々思い出してきました。もう何年も連絡を取ってないけど、
プロフィール見たら、ディズニーは去年やめていて、今はリード・ソフトウェア・エンジニアとして、NBC Universalにいるらしい。
LinkedIn経由で、私の事覚えているか、周りに空きがないか、聞いてみた。
暫くして返信が返って来て、真っ先に、
「先週Citywalkにいなかった?君か、君に似た人を見たと思ったんだけど、人と一緒だったので話しかけられなかった、ごめんね。」
と書いてあった。
なんと、Universal Citywalkを徘徊していたのを目撃されていたww
しかもその日、Citywalkに行くのなんて、何年ぶりだろう?という日であったのに。。w 凄い偶然やな~。
今就活中だけど、なかなか苦戦している旨を書いたら、
「今自分の周りには空きがないけど、昔の同僚達に履歴書転送できる。良いリクルーターも紹介する。履歴書とLinkedInはすごく大事だから、まず履歴書を見せて。まずそこから始めよう。」
と、めちゃくちゃ親身になってくれて、涙ものでした。。
実際、頭に入れておく知識の事や、わからない技術質問にどう答えたらよいのか、など、凄く実際的で助かるアドバイスを山ほどくれました。
この方は、本当に面倒見がよい。。。
つづく
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