見出し画像

ミモザ(アカシア)を飾ろう


こんにちは。駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。

人気のミモザ

年末に赤や緑の濃い色のお花でいっぱいだった店内が、新年になると一気に色味が変わります。ピンクやライトブルーなど、パステルカラーが並びます。1月にスイトピーの日、そして2月にバレンタインなどのイベントが続く中、ひと際、目を引く可愛らしいお花が黄色でふわふわなミモザ(アカシア)です。
満開に咲いた明るい黄色は大変目を引き、切花でもドライでもとても人気のお花です。そのままでも、スワッグやリースにしても飾ることが出来ます。

ミモザのスワッグ

ややこしいことになっている名前

「ミモザ」はオジギソウの学名です。マメ科アカシア属の植物の俗称として使われていますが、葉の様子や花の形(オジギソウの花はピンク)が似ていることから誤用されました。
現在、日本でミモザと言えば、ほとんど銀葉アカシアを指します。ただし、1月ごろの出始めは輸入の房アカシアも含まれます。他にも三角アカシア、パールアカシア(真珠葉アカシア)など花は黄色でふさふさしたものがほとんどですが、少しずつ葉の形が違っています。

フサアカシア

そして、ミモザは黄色いもののシンボルのようになり、ミモザサラダやカクテルのミモザなど、またカーネーションなのに、黄色なので「ミモザ」という商品名になっていたりと大変ややこしいことになっています。

カーネーションミモザ

いつの時代も人々に愛されるミモザ

では、「アカシアの蜂蜜」は、ミモザの蜂蜜なのでしょうか?実はそれは違います。
ここでいうアカシアは「ニセアカシア」の花の蜜です。同じマメ科で初夏に白い花を咲かせます。雰囲気としてはやはり初夏に咲く紫の藤のように連なったお花です。歌の歌詞になっているのも、すべてこちらのアカシアなのです。
外来でやってきた時期が前後したり、名づけられた背景など、元をたどらなければ、全く違う植物でも同じような名前のものがつけられていたりします。
ここまでややこしくなってしまったのも、人々に愛され、色々なところで多用されたからなのでしょうね。

3月8日はミモザの日

さて、3月8日は「ミモザの日」。これは「国際女性デー」のシンボルのお花であるためです。この日は、世界的な女性の地位向上・権利運動を称える日となっていて、もともとお花を贈る習慣の根付いているヨーロッパなどでミモザを贈ることと関連付けられて現在に至ります。

この日には、ぜひミモザを1本買って、誰かにプレゼントしたり、おうちに飾ってみてください。本格的な春の訪れを感じることが出来るでしょう。ただし、花粉アレルギーのある方はドライになったものをおススメします。実は私もミモザアレルギーの一人です。

教えてくれたのは…

flowershopHAKKA あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで8年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。


コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン

ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
広島県福山市・尾道市・広島市に約30棟のモデルハウスが揃っています。
Webサイトでは、出展しているモデルハウスについてや、家づくりのQ&A、総合住宅展示場ならではのメリットなど役立つコンテンツが盛りだくさんです。
家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。