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〜福山とんど〜無病息災を願う歴史ある行事

昔から全国各地で1月に行われている年中行事「とんど祭り」。
藁や竹で組んだ大きなとんどに火入れをし、無病息災を願うものです。
「福山とんど」の歴史を探ってみました。

400年の歴史がある「福山とんど」

「福山とんど」は、今をさかのぼること約400年の元和8年、水野勝成が福山開城した際に、人々がとんどを担いで築城完成を祝ったのが始まりといわれています。

福山城

各町で飾りをつけ、その勇壮なデザインと出来の素晴らしさを競った福山とんど。

中でも水野勝成が特に称賛した吉津の鶴亀、上魚屋町の懸鯛、下魚屋町の伊勢海老、笠岡町の諫鼓鶏は以後変えることがなかったそうです。

一時衰退するも、近年は復活へ

火災の危険から全国的に禁止になった時代でも福山では特例的に許されましたが、その後一時衰退してしまいました。

しかし近年、伝統ある福山とんど復活の声が上がり、各町や団体で活動が広がり始めました。

とんど

今ではいくつもの学区から自慢のとんどを持ち寄り、1月の福山とんどまつりで市中心部を練り歩いたり、福山城天守閣前広場でライトアップ展示したりなど、市を挙げて伝統文化の継承に力を入れています。

とんどで地域コミュニケーションも活性化

また各地区でも、秋ごろから藁を使った大きなとんどが地域の人々の手で作られ、地域のコミュニケーションの一助にもなっています。

年が明けるととんど祭りが行われ、正月飾りや書初めを持ち寄り、無病息災を願う行事として受け継がれています。

書き初め

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