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シンボルフラワーは推しフラワー


福山市駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。

今回のコラムは今年、福山市で開催されるイベントについてのお話です。2025年5月福山市で「世界バラ会議」が開催されます。

福山市のシンボルフラワーは「ばら」です。1985年にばらは市の花に制定され、福山市のシンボルとなり、さらに市民の大切なふれあいの場となっているばら公園は、2006年5月に「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞しています。

1945年8月8日、空襲を受け、福山市は市街地の約8割を焼失しました。戦争の傷跡が癒えない1950年代半ば、まちの復興に向け懸命に生きる住民の中から「花を植えよう。荒廃したまちに潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう。」という声が起こりました。そして、市民の手によって現在のばら公園におよそ1,000本のばら苗が植えられたのが、ばらのまちづくりの始まりです。この動きは多くの人々の心を打ち「花は美しい、それを愛し育む人の心はなお美しい」を合言葉に、市内の至る所に小さなばら花壇が作られ、市民みんなで盛り上げる福山ばら祭が開催されるなど、ばらを通じた様々なまちづくりが取り組まれてきました。
世界バラ会議世界大会は、世界バラ会連合が、3年に1度開催する、ばらに関する国際会議です。大会には、ばらの研究家、生産者、愛好家、芸術家など、世界のばら関係者約600~700人が一堂に会します。世界大会は、ばらについての知識の啓発と普及、研究の促進、分類やコンテストの審査基準の提示などについて、それぞれの課題の解決や目標達成のための方策を議論する場であるとともに、世界のばら愛好家の交流、情報交換の場として機能しています。

(福山市HPより引用)

福山市では、小学1年生に入学時にバラの苗がプレゼントされます。バラの育て方講習会や希望者に無料配布も行われています。また、市内の公共施設などには「ローズ●●」などのネーミングがあり、ご当地キャラもばらの妖精ローラちゃんです。毎年5月にばら公園や市内各所で開催されるばら祭りでは、ばらグッズの販売や折りばら教室なども開かれ、市を挙げて、バラを推しているのです!

バラは愛と美の象徴です。さらに平和への願いも込められているのです。花を通して市の経済発展、文化交流などの取り組みがされています。
花を見ていて、安らがない人はいません。ただ、この取り組みをご存じない方もまだ多いようで、一部の人だけでなく、この世界バラ会議の開催によってもっとバラの花を市民全員が推しと言えるように身近になるといいなと思います。

教えてくれたのは…

flowershopHAKKA あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで8年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。


コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン

ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
広島県福山市・尾道市・広島市に約30棟のモデルハウスが揃っています。
Webサイトでは、出展しているモデルハウスについてや、家づくりのQ&A、総合住宅展示場ならではのメリットなど役立つコンテンツが盛りだくさんです。
家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。