カレー鍋でスポンジを終わらせないために
得意不得意と好き嫌い
人には得意不得意というものがあります。得手不得手、向き不向き、出来る出来ない、というのか…そしてそこに加えて、好き嫌いもある。自分では向いていないと思っていたことが、気がついたら意外といつも上手く出来ていたり、逆に好きなことだけど失敗も多いなんてこともあります。そう思うと自分の感覚なんて当てにならないのかもしれませんね。
家事では何が好きですか?
毎日必ず続くことと言えば、やはり家事です。仕事はお休みがありますが(生き物が相手の場合などはそうではないこともあるかもしれませんが)、家事には休みがありません。これは、家族との同居でも一人暮らしでも一緒ですよね。洗濯、掃除、料理、その他名もなき家事もたくさん!最近は家事を家電に任せることも、プロにお願いする方法もあり、自分でやらずとも出来てしまう選択肢が増えています。が、とは言っても、まだまだ家事を完全に何かにお任せするところまでいっているご家庭は少ないのではないでしょうか。
そんな家事ですが、得意不得意や好き嫌い、ありませんか?私は、洗濯を干したり畳んだりすることが一番好きな家事(上手や得意とはまた別で、ご機嫌に出来る家事ということです)で、料理まわり、特にお鍋やお茶のボトルを洗うのが一番嫌いな家事ですね。
気持ちの良い洗濯物の記憶
洗濯物を干す時、綺麗に並ぶと気持ちが良いなぁと思うのです。外出から帰ってくる時、風に吹かれている洗濯物を見るのが一番好きかもしれません。子供の頃は、学校から帰る時に2階のバルコニーに洗濯物が干されているのを見上げてから、家に入ったものでした。小さい頃は、バルコニーにマットを敷いて、干されている洗濯物の下で遊んだり、ぬいぐるみを並べてお昼寝ごっこをしたのを覚えています。お天気が良くて、最高に気持ちが良かったですね。そうゆう記憶が、好きな家事断トツ一位は「洗濯」!と思える理由かもしれません。ぶつぶつ言いながらキッチンに立つのはやめなければ!子供たちがお料理を嫌いになってしまうかも!!
水滴のないシンクで朝を迎える
もっとも苦手なのが洗い物なのですが…これ、結構賛同が得られる気がしているのですが、いかがでしょう。お料理を作るのは好きだけど、片づけるのが嫌い、とか。
私は、夜寝る前にシンクに水が残っているのが嫌で、洗い物が全て終わったら、シンクを拭きあげます。スポンジや洗剤ボトルを置いておくためのカゴは取ってしまったので、シンクには何もありません。スポンジや手袋はレンジフードの端(リビングから見えない位置)に吊るし、ボトル類はシンク下の収納へ入れています。朝起きた時、シンクが綺麗だとやる気が出ます。ただ、“綺麗”とは言いましたが、毎日ピカピカに磨いているわけではなく、水を拭きとっているだけ。手拭きタオルを洗濯機へ持って行く前に、シンクや蛇口を拭きます。一度夫に、蛇口を拭いているところを見られて、「そんな、蛇口が取れそうな程磨かなくても・・」と言われたことがあるので(もちろん自分ではそんなつもりはありませんが、鬼の形相で磨いていたのでしょうか…)、今は優しく拭いています。
スポンジを終わらせない方法
カレーやミートソース、豚キムチなどを作った鍋を洗う時、いきなりスポンジでいくと、そのスポンジは一瞬で終了してしまいますよね。
いろいろ工夫や対策をしておられるかと思いますが、我が家ではいくつか試した結果、定番のお手入れ方法が決まってきました。
① 鍋に水を入れて沸騰(もしくは最初からお湯を入れる)
② おたまで鍋底や鍋肌についた汚れをおとす
③ 火を切ってしばらく放置(汚れ具合によって)
④ 排水口へお湯を流す
(!注意!必ず水を流しながら行う。熱湯だけを排水口に流してしまうと、
変形や水漏れの原因になってはいけないので。)
⑤ クッキングペーパーなどで軽く拭き、スポンジで洗う
これで、スポンジが一瞬で終わることはありません!夫もやっとこのやり方を覚えてくれました。以前は、良かれと思ってお鍋を洗ってくれていても、いきなりスポンジでいくのでスポンジが終わっていましたが。
キッチンスポンジの消毒、OKとNG行動とは
キッチンスポンジは、雑菌の繁殖に気を付けないといけないものですよね。雑菌が繁殖する条件としては、「温度」「水分」「栄養」と言われています。10度から60度で増殖しますが、特に好きなのは30度から40度だそう。そして、シンクのカゴに濡れたまま置き、きちんと洗えていない場合は食材が残ったまま、となればそれが栄養になってしまいます。繁殖に必要なものが全て揃ってしまう。しっかり洗浄して乾燥させるのが大切ですね。
ただ、スポンジの天日干しや煮沸消毒、漂白剤での除菌などは注意が必要だと言います。汚れをしっかり落として、陰干し。時々、熱湯をかける形で消毒をするのは良いそうですね。私が気に入ってずっと使っている消毒『ドーバーパストリーゼ』も併用して使いながら、気分良くスポンジ管理をしているつもりです。嫌いな家事を少しでも好きになりたいので、やっていること、というところでしょうか。
カレー鍋で犠牲になるスポンジが1つでも減りますように!
教えてくれたのは…
林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。
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