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VR飲みアンケート!結果報告書③ VR飲みによる消費行動と経済

こんにちは!ふららんです。
まず始めに色々諸事情があって前回の記事から1か月以上遅くなってしまいすみませんでした!
また記事の投稿を再開する予定なのでよろしくお願いします。

今回の記事も2020/3/14~2020/3/20まで行っていた「VR飲みアンケート!」の結果報告書のまとめの続きとなります。報告書は以下の順番に上げていく予定です。

VR飲みアンケート!結果報告書① VR飲みとユーザーの傾向
VR飲みアンケート!結果報告書② VR飲みによるリアルへの影響
VR飲みアンケート!結果報告書③ VR飲みによる消費行動と経済
VR飲みアンケート!結果報告書④ VR飲みとVR飲みイベントについて
VR飲みアンケート!結果報告書⑤ 現状の不満点と今後への期待

前回の記事「VR飲みアンケート!結果報告書② VR飲みによるリアルへの影響」では「VR飲みを始めてからのリアル側の変化や飲む際に使う容器」についてにまとめました。

今回は「VR飲みによる消費行動と経済」についてまとめていきます。

好きなお酒の種類について(回答数261件)

まず始めに好きなお酒についてアンケートを取ってみました。結果をランキング形式にまとめてみるとこのようになりました。

1位:ウィスキー 130人(49.8%)
2位:カクテル  125人(47.9%)
3位:日本酒   121人(46.4%)
4位:リキュール 112人(42.9%)
5位:ビール   106人(40.6%)
6位:ワイン    67人(25.7%)
7位:焼酎     58人(22.2%)
8位:ブランデー  35人(13.4%)

上位3つはほぼ同じ回答数を得ましたが、1位はウィスキーでした。次いで2位はカクテル、3位は日本酒、少し回答数が下がってリキュールが4位、ビールが5位と並ぶ結果となりました。

VR飲みにおいて缶ビールや缶チューハイを抑えてグラスで飲むことがメインであるウィスキーや日本酒が上位に上がった点は個人的に驚きでした。ただこれらのお酒は一度買ってしまえば長い間楽しみやすいものでもあります。
もちろんVR飲み関わらず好きなお酒の傾向としてウィスキー、カクテル、日本酒などは上がると思いますが、あまりVR飲みをする際にお酒の種類は弊害にならないという事も示しているのではないでしょうか。
カクテル、リキュール、ビールは缶のタイプを買っている人が多そうです。
下のグラフは前回も紹介した「VR飲みをする際の飲みかた」についての回答結果ですが、缶のお酒を飲む人はダントツで多い回答数でありVR飲みにおいて缶で販売されているお酒は需要が高いと言って良いと思います。

VR飲みをするときはいつもどのようにして飲んでいますか?(複数回答可)

一方でワインと焼酎はそこまで伸びなかったのは興味深いです。様々な理由が考えられますが、今後更に調査を続けていきたいです。

好きなつまみについて(回答数142件)

次に好きなつまみについてアンケートを取ってみました。果たしてVR飲みのつまみとして選ばれているつまみは何なのでしょうか。
結果をランキング形式で発表するとこうなります(複数回答があったもののみ)

1位             チーズ系  26人
2位            
カルパス、サラミ 20人
同率3位           ナッツ系 15人
同率3位           ジャーキー 15人
5位             チョコ 13人              
同率7位             柿の種 7人
同率7位           ポテト類 7人(堅あげポテトだけでも4人)
同率9位            生ハム 4人
同率9位            唐揚げ 4人
同率12位          ベーコン 3人
同率12位    イカ、イカ系のフライ 3人
同率12位           魚介系 3人
同率14位       魚肉ソーセージ 2人
同率14位           せんべい 2人

堂々たる1位はチーズ系でした!またカルパス、サラミ、ナッツ、チョコも2桁の回答数を獲得。
また選ぶつまみは好きなお酒の種類によって大きく変わっているそうです。
例えばチョコと回答している方の多くはウィスキーを飲む方でした。ウィスキーが人気だからチョコも自然とつまみの候補として挙がってきます。
そしてVR飲みをしながらでもあまり問題がなく食べる事ができるつまみは人気が高かったです。ランクインしているつまみを見ても片手で食べる事ができるつまみが多い印象があります。

またいくつか個人的にレアだと感じた回答もあったので紹介します。

エイひれ
麻ピー
スモークタン
茶碗蒸し
わさびアボカド
赤味噌
パックのわかめ
芋ようかん
寿司
おでん
サンドイッチ

私の頭には全くなかったつまみが回答にあったので興味深かったです。茶碗蒸し、赤味噌、芋ようかん、寿司...etc

お酒やつまみはどこで購入したのか(回答数261件)


次にお酒、つまみをどこで購入しているのかについての聞いてみました。
結果はこちらとなります。

1位:コンビニ    191人(73.2%)
2位:酒屋        82人(31.4%)
3位:スーパー     72人(27.6%)
4位:ドラッグストア  66人(25.3%)
5位:Amazon      54人(20.7%)
6位:企業のHP     5人(1.9%)

ダントツでコンビニが一位でした。次いで酒屋、スーパー、ドラッグストアと並びました。店舗数がダントツで多く家の近くや仕事帰りにも寄りやすいコンビニはVR飲みに限らず家で飲むとき最も利用するお店だと思います。アンケートでもそれがはっきり結果に表れています。
一方でAmazonの活用は20%ほどにとどまりました。これは多くの場合が帰宅のついでにお酒を買う為、わざわざAmazonを使わないという事でしょうか。ただコロナの影響で外出を控えなくてはならなくなった今、もう一度アンケートを取ってみると結果も変わるかもしれませんね。

1度のVR飲みで平均いくら使っているのか(回答数261件)


1度のVR飲みでいくら使っているのかについても聞いてみました。結果はこのようになりました。

一度のVR飲みで平均していくらほどお金を使っていますか?

300円~500円使う人と500円~1000円使う人がほぼ同じパーセンテージ、
1000円以下の人はほぼ75%いる事は興味深いです。また2000円以下で見るとその割合は90%を超えます。
またこの平均的に使うVR飲み代の回答結果とVR飲みを行っている頻度の回答結果と照らし合わせてみます。

VR飲みをどれくらいの頻度で行いますか?

調べてみた結果「2000円以内、週に一度以上」という条件を満たしたユーザーは約47%(236人中114人)を占めており、月に1度以上も含めると約84%(236人中195人)いる事が判明しました。この結果からも一度の飲みでお金をがっつり使ってお酒やつまみを用意するのではなく、基本的には安上がりに済ませる(または結果的に済んでしまう)ケースが多そうです。

アンケート結果から考察するVR飲みによる消費行動

ここまでのまとめでVR飲みにおけるいくつかの特徴が見えてきたと思います。簡単にまとめてみるとこうなります。

①缶のお酒だけでなくウィスキーや日本酒など主にグラスなどの容器に移して飲むお酒も人気
②チーズやサラミなど主に片手で食べる事ができるつまみが人気
③選ぶつまみは人気のお酒の種類に大きく影響を受ける
④購入場所は利用しやすいコンビニがダントツで多い
⑤1回のVR飲みにかかる費用は平均額2000円以内が多く、頻度も多め

もう一つ関連性が深いVR飲みをする理由についての回答結果を見てみます。

VR飲みをする理由は何ですか?(複数回答可)

「VR飲みアンケート!結果報告書① VR飲みとユーザーの傾向」でもこれらの回答結果についてまとめていましたが、定期的にかつフレンドと一緒に飲む傾向は間違いなくあります。
そしてVR飲みというものは居酒屋で飲むのと比べ圧倒的にコストが低く行いやすいものでもあるため、楽しく飲む為に支払うコストは低く抑える事もできるでしょう。
これらの事からVR飲みにおける消費行動のパターン次のようなことが言えると思います。

仲の良いフレンドとの飲むようになると月に何度もVR飲みをする機会がある。そのため一度にかけるVR飲み代を少なくする傾向があり、頻度の多さから選ぶお酒やつまみはコンビニなど利用しやすい場所でかつ安いお酒とつまみが手に入るものがメインになる

例を挙げると

・缶のお酒を数本とおつまみのパターン。
・ジャーキーやチーズなどつまみにお金を集中させて、家に置いてあるウィスキーや日本酒などを飲むパターン。

この辺当たりがメジャーなVR飲みのスタイルとなりそうです。
そうなるとVR飲みという文化が浸透していくにつれ、手軽な値段で買えてコンビニ、スーパーで変える美味しいお酒とつまみの需要はかなり上がってくるのかなと予想しています。

AmazonのなどのECサイトとVR飲み

またAmazonなどのECサイトの存在も非常に大きな存在になると思います。今回のアンケートでは20%程でしたが、VRChat日本人コミュニティではAmazonの欲しいものリストに登録したお酒やつまみをフレンドに送る人も多いです。
これはVRChatを日常的に遊んでいる人の中にはゲームとしてではなく生活の一部として遊んでいるユーザーも多く、故に仲良くなったフレンドとの距離も近い事が要因にあると思います。
これからはネットでより多くの人と繋がり、ネットで生きていく人も多くなると予想される中でネットで知り合った人にお酒やつまみを送るシーンはもちろん、個人でお酒やつまみをECサイトで買う事も間違いなく増えるでしょう。

またコロナの影響もあり今後は社会全体が家から楽しめるサービスへの投資が多くなるはずです。自宅から世界と繋がれるオンラインサービスの中でもVRプラットフォームを活用して飲むことができるVR飲み。ECサイトとVR飲みの文化は深く繋がってくるはずで新たな市場が生まれる可能性は極めて高いのではないかと思います。今はまだ無いですが、将来的にECサイトでVR飲みに特化した商品プランがでてきたりすると面白そうです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は「VR飲みによる消費行動と経済」をテーマにアンケート結果をまとめてみました。
次回は「VR飲みとVR飲みイベント」についてになります。
お楽しみに!


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