1/5 今更ながら、Kodak FZ45
どこかでバズっていて存在は知っていたけど、なんとなく買わずにいた。が、年末に突然ほしくなった(なぜ…)。その日のうちに仕事を急いで終わらせて、在庫があったビッカメに赴き購入。20,800円(税込)で、2080 ポイントバック。
半年前より値段が高くなってるけど、その理由は人気が出たからっていうより普通に円安とか部品不足とかそのへんの影響な気がするけど、どうなんだろ。「もっと値段が落ち着いてから買う」みたいな人を見かけたが、落ち着くことなんてある…? ビックカメラで売ってる値段は転売価格ではないし、2万 なら買っちゃっていいと思うけどね。
以下、本記事の作例はすべて角度補正したのみ、色補正なし。
今自分が持っているカメラは、X-E4、(スマホだけど)Xiaomi 14 Ultra、そしてフィルムカメラ(5台ぐらいになってしまった)。で、それぞれに良さがあると思っているんだけど、だいたいのカメラは持ち運ぶのが重かったり面倒だったりする。Xiaomi は充電すぐなくなるし、傷つけたくなくてラフに持ち運べない。
そこで、FZ45 か FZ55 がいいなあって思った。だが FZ55 は micro USB 充電なので非常に萎える。それならいっそ、乾電池のほうが良い。ということで FZ45 に決めた。家にエネループいっぱいあるし。
機種を決めたあとはビッカメで在庫確認して実店舗へ行き購入~の流れなんだけど、この流れがすごく懐かしかった。
今って、普通にカメラ売ってないじゃん。欲しいカメラはほとんど予約制だし、下手したら半年待ちだし、余裕で 10万円を超えてくる。
「2万円でそこそこの現行デジカメがすぐに買える」
私にとっては、それだけで価値がある。
実際に使ってみたら、めちゃくちゃいいです。軽くて小さくてそこそこのものが撮れるっていうのは、本当に楽しいです。いつもポケットに入れて持ち歩いてる。FZ45 は乾電池の重さを入れても 160g ぐらい。少なめの豚肉 1パックぐらいだよ。
何の設定もしなくても、オートでいいかんじに撮れる。RAW 非対応なのも逆に良くて、加工しなくてもいいかーと割り切れる。あと値段が安いので、雑に扱える。
FZ45、55 は、一部の界隈で「フィルムっぽい写真が撮れる」ということでも人気のようだ。確かに、たまにフィルムライクだなと思うことがある。
でも私は別の面でも「このカメラ、フィルムカメラっぽいなー」と思うことがある。それは「PC(スマホ)に繋いでみないと、どんな写真が撮れてるかよく分からん」ということ。
フィルムカメラは現像するまで、何が撮れてるかわからない。FX45 も液晶がちゃっちいので、どこにピントが合ってるかもよく分からない。そういう「何が撮れてるのか分からない楽しさ」だったり「ボケてるけどこれはこれで良いな」っていう偶然性の楽しさがある。
正直、これを買うまでは「スマホで撮ってそれっぽいフィルターかければよくね?」と思っていた。でも、フィルムカメラって「これミラーレスで撮ったん?」てくらい鮮明に写るときがありませんか。私はある。フィルムカメラで撮ったからって、全部がレトロっぽい色になるとは限らないんですよ。
FZ45 も、スマホで撮ったみたいな色になることもあれば、フィルムっぽい色になることもある。その感じも、私は好みでした。
今のところ毎日使っていて、これは良い相棒になると思う。日付データ入れた時のフォントのダサさも好きで、かなり気に入ってる。