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最期に会ったのは仮釈中に彼女(嫁)とぼくとWデート
出会ったことを後悔してない
これだけは確か
再び覚せい剤があるキラキラした毎日が始まったからだけじゃなくてあの日、そうだねもう何年前になるんだろ今ぐらいの季節、冬の寒い日で出会った次の日には雪が降ってた
これで帰る電車なくなっちゃったね
まだ傍に一緒に居られるねと思ったことを今でも鮮明に覚えている
あなたと会ってまた恋することができたからこんなにも幸せだったんだよ
覚せい剤は確実に記憶だとか出来たはずの事とか脳を奪ってゆく
これをわたしはシャブボケと呼んでいる
でも恋した記憶、辛かった出来事
あの町に行く度、似たような人をみかける度、気にかけているよ
最期のLINE
忘れないでねと送った
濃い女だったから認知症になるまで忘れないよと言ってくれた
でも本当かなぁ?如何にもわたしが言ってほしそうな言葉だったからそう言ったんじゃないかな
二度と出会えないのだからもう知る手筈もない
もっとわたしがあなたの望むような強い女でいればよかった
可愛ければよかった
どうだったらよかったのだろう
彼Nが捕まるまでの間色んなことがあってスマホが止まってしまった
車の中で監禁状態のまま判断を迫られる
とある偉い人のスマホをわたしの名前で作らなきゃいけなくなった
そしたら自分のスマホは復活する
連絡が取れる
この時まだ友達がいたのだ
でもこんなにも大変なことになってるなんて相談できるような友達じゃないけど
元々わたしには自分を曝け出すような友達は人生に1度もいなかったのだが
この大恋愛の結末は
罰金刑ですむか禁錮刑になるのか?
名義貸し最低でも3年の禁固刑
猫ちゃんそれまで生きてるかな?
今大きなふわふわに触れて自分のしてきたことはなんだったのだろうと後悔しかない日々の中で想うのだった