馬産地の人材不足を考える
ウマ娘はもとより一口馬主ブームなどもありセレクトセールなどでも落札価格も上昇傾向馬産地の未来は明るい。
と、言いたいところですが経営者の高齢化、スタッフの人材不足が叫ばれはじめてから10年くらい経っています。
馬が高く売れるようになれば人材に投資できるようにもなるので解決しちゃうのかもしれませんが考えてみたいと思います。
外国人労働者やファームヘルパー、未経験者の研修施設など対策もうっているようですがまだまだ足りないとうことなのでしょう。
中小牧場は特に家族経営の所が多く人を雇う余裕が無いのでより厳しいと予想されます。
ここでどんな求人が出ているか一例を。
下河辺牧場さんの求人です。
社宅込の給与だと思うので待遇はそれほど悪くなさそうです。
(一例かつ求人サイトに掲載できるくらいの規模なので上記がハイクラスの可能性もありますが。)
ただおそらく多くの人が馬に触った経験すら少なく生き物を扱う以上楽しいこと以上に辛いことも多い大変な仕事です。
そして多くのサラブレッドは北海道で生産されるので北海道へ働きに行くというのは勇気が要りそうです。
牧場の性質上都会にどーんとあることはなく娯楽が少ないため若い人に敬遠される面もあるかと考えましたが娯楽の多様化が進みネットがあれば人によっては問題無いのかもしれません。
以上の現状を踏まえて素人考えをしてみます。
ゲーム
牧場の仕事を知ってもらうことで牧場の仕事を身近に感じてもらえればその中から実際に働きたいと思ってくれる人も出てくるかもしれない。
(映画トップガン方式)
ゲーム自体は面白ければマネタイズもできるんですが一牧場がゲームを作るというのは現実的でないのでJIBBAさんなどが取りまとめる形なら。
内容的には牧場物語やStardew Valleyのような形で馬産に限定し世話した馬がレースを走るみたいなイメージなんかカイロソフトのG1牧場ステークスでいいのではって気もしますが。
またゲームに限らず名作じゃじゃ馬グルーミン★UP!のように馬産にフューチャーしたメディア展開ができたら効果が有るのではないか。
DX化、IOT化
どこをどうというのは牧場従事者出ないので想像になってしまいますが
生き物を扱う難しく大変な仕事で経験や知識も必要で属人化しそうなところをハードルを下げようという狙いただDX化するにしても費用はかかるので中小の牧場には厳しそう。
そのため農大あたりと組んでデータ提供するので一緒にやりませんか?みたいな形ならもしかしたら…今の調子で馬が高く売れるようであれば大学としてもお金になりそうな研究は歓迎してくれるんじゃないかなぁ?
既に犬や猫で尿から健康状態を測る商品なんかもあるのでそれの馬版。
羊はお産の時尾がどんどん上がってくる性質がありその性質を利用して上昇センサーを使い尾が上がったらスマホに通知が来るみたいな商品もあるようなのでなにか似たような性質が有るならばお産の予定日にカメラ前で張り付く時間を他に回せる。
GPSトラッカーをつけれたらあまり動き回ってない馬はどっか悪いのかなと注意してみることができる、脱柵の際見つけやすい
馬事文化の拡大
一番難しいですがおそらく本質的なところで子供の頃から馬に触れあったり、気軽に馬に乗れるような状態になればせっかく馬に乗れるし馬が好きだし馬関係の仕事につこうとなるのは自然な流れになります。
(まぁ嫌いな人もその分増えるとは思いますが)
これに関しては以前引退馬のビジネスでも触れましたがちょっとずつみんなが継続してと言うことなので明るい未来を信じて!
現場をよく知っている訳ではないので下手な考え休むに似たりというような妄言といった様相ですがここまで読んで頂いた方いらっしゃいましたらちょっと競馬が継続的に発展していくためにもちょっと思いを馳せていただけたら幸いです。
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