オーラスの彼方へ|創作大賞応募作
※脚本形式での応募となります
※麻雀を題材にしております
※ファイルは縦書き版となります
梗概
名も無き麻雀プロの大石晴彦(38)は株に手を出して多額の借金を背負ってしまう。
実家に帰省する晴彦だったが、折り合いの悪い母親へ借金の相談を切り出せずにいた。
ブルームーンが浮かぶ夜だった。
晴彦は33年前に死んだ父が使っていた古い携帯電話を見つける。使えるはずのない携帯電話に電波が入ったことで晴彦は不審に思う。
晴彦は冗談半分で父の電話番号へかけると、電話口から聞こえ