各駅訪問 - 留萌本線 留萌駅
最終訪問日:2021年7月23日
1. 概要
駅名:留萌(るもい)*
路線:留萌本線
所在地:北海道留萌市船場町2丁目
開業:明治43年11月23日
ホーム:2面2線
*平成9年3月31日までは留萠(るもい)
2. 駅の様子
駅舎は昭和42年建築のもの。2階建てのいかにも拠点駅らしい雰囲気です。かつては羽幌線や留萌本線増毛方面にも線路が伸びていましたが、2016年以降は終着駅となっています。2階にはコミュニティFM局が入っています。
駅舎内。有人駅で、みどりの窓口と自動券売機が設置されています。有人時間帯は改札を実施していますが、それ以外の時間帯は無人駅扱いです。改札前には非常に広い空間がありますが、たいていは閑散としています。過去の栄華を感じざるを得ません。
待合室も広いです。自販機とトイレがあります。
待合室の一角には留萌周辺にまつわる古い資料が展示されています。
駅そばもあります。近年の当駅は1日平均乗車人員が100人を割っているような状況ですが、駅そばが残っているのは奇跡的です。
ホームは2面2線で、跨線橋で連絡します。ただし、2番線の出発信号機は使用停止になっているので、現在は入換にのみ使われていると思われます。2番ホームは元は島式だったほか、1987年の羽幌線廃止までは4・5番ホームまで存在しました。
1番線は幅が広く、大きな上屋で覆われています。これは深川駅と類似した構造です。2番線の上屋は1両分ほどの長さしかなく、ホームもその先は1段低くなっています。間に中線がありますが、出発・入換信号機がともに使用停止になっているため、現在は使用されていない様子です。
駅の裏手には多数の側線があったようですが、現在その跡地は公園として整備されています。時間帯によっては駅から跨線橋と2番線を通って公園へアクセスできるようです。現役の、しかも有人駅でこのような扱いをしているのは珍しいと思います。
駅名標。終着駅となって久しいです。
そのほかの案内表示。のりば案内も今となっては必要なくなってしまいました。
留萌本線自体、存続が危ぶまれているため、当駅の活躍もそう長くはなさそうです。