各駅訪問 - 宇野線 宇野駅
最終訪問日:2021年5月2日
1. 概要
駅名:宇野(うの)
路線:宇野線
所在地:岡山県玉野市築港1-1-1
開業:明治43年6月12日
ホーム:1面2線
ICOCAエリア
2. 駅の様子
現在の駅舎は平成6年に建てられたものです。奇抜なデザインは「瀬戸内国際芸術祭2016」の作品のひとつとしてアート化されたことによります。駅そのものが芸術作品となっている面白い例ですね。
駅舎内。有人駅でみどりの券売機も設置されています。天井は高く開放的で、必要十分な広さがあります。観光案内所が設けられており、中では地場産品や軽食を買うこともできます。
ホームは頭端式の1面2線です。側線もわずかで、非常にシンプルな構造です。宇高連絡船があった時代は広い構内に四国への旅客や貨物でにぎわっていたそうなので、隔世の感があります。
駅名標。
3. 駅周辺
宇高連絡船のおそらく唯一の遺構である第2バース跡。駅周辺は大規模な再開発が行われたため、駐車場の隅にひっそりと残るこれが、ただ一つの宇高連絡船の直接的な名残となります。
宇高連絡船は1988年の瀬戸大橋開業により廃止、その後は高速艇のみが存続しましたが、1990年に休止、翌年に廃止されJRとしての航路はなくなりました。他社運航の宇野-高松間のフェリーも2019年に廃止となっています。
ただ、瀬戸内海の各島へのフェリーが宇野港を発着しているため、現在でも重要な港として機能しています。